人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


健康に関する情報は、病気の情報とは違い、誰にでも当てはまる情報はありません。ある人にとっては健康に良くても、ある人、例えばアレルギーを持っている人にとっては生死に関わる問題になることもあるのです。


◆自分にとっての健康

「健康」という定義は「病気」に比べて曖昧です。病気でなければ健康だということでもありません。「健康とは・・」という考え方は、「自分にとっての健康とは・・」という考え方になります。

私にとっての「健康」とは、「肉体・頭脳・心理において自分の持つ力が発揮できる最善の状態」を意味します。持病があっても、記憶力が悪くなっても、悲しいことがあっても、最善の状態が発揮できれば「健康」だと思っています。


◆健康に良いという情報

健康を維持するためには、「体・頭・心」という部分と「栄養・運動・休養」という要素の組み合わせで考えることができます。全部で「3×3=9通り」と考えることもできますが、組み合わせや程度もありますので多くの考え方があると理解していただいた方がよいと思います。

「健康」という考え方も人それぞれであれば、「健康法」も人それぞれなのです。「健康に良い」という情報は、こんな健康法もあるというぐらいに最初は考えておいた方がよいと思います。

新おとな学


◆肯定的な情報は受け入れやすい


「〇〇は健康に良い」とテレビで放映されると、スーパーの棚から「〇〇」が無くなるということが今でもしばしば起こります。ところが「〇〇は健康に悪い」と言われてもスーパーの棚から無くなることはありません。

「〇〇は健康に良い」という肯定的な情報は受け入れやすいことがわかります。この心理的な「クセ」を利用して、次から次へと「健康に良い商品」が市場に出てくるのです。本当に健康に良いかどうかは試してみるしかないのです。


◆複数の情報が知識となる

試してみて自分には合っていそうだと思えば続けてみることです。例えば、私は毎朝ウォーキングを行っています。ウォーキングが健康に良いかどうかは「歩き方」にあります。

たったこれだけのことを理解するのにも、1ヵ月続けてみなければ分かりませんでした。「ただ歩いているだけでは健康効果に限界がある」という雑誌の記事を見て気が付いたのです。

私にとっては、その時見た雑誌の情報が「ウォーキングが健康に良い」という知識として身につけるきっかけとなったのです。1つの情報だけでなく、複数の情報を得ることで知識として身につけることができるようになります。




◆「栄養・運動・休養」という健康要素


同じように「△△は健康に良い」という情報を得て、自分にも合っていると判断したとします。食品であれば食べ過ぎ、運動であればやり過ぎ、休養であれば寝すぎなど、過度に行うと健康に悪いこともあります。

「栄養・運動・休養」は、適度に、バランスよく行わなければなりません。では、どのくらいがバランスがいのでしょうか。これも試してみるしかないのですが、「健康は量よりも時間」です。

つまり1回の量よりも継続することが大切です。体の変調を起こさない限り、1ヵ月から3ヵ月は続けてみなければわかりません。体の細胞が入れ替わるには長い時間が必要なのです。


◆「体・頭・心」と健康

50歳を過ぎたニューシニア世代になると、「体」の健康が一番気にかかります。目に見える変化が起きるからです。「体」の変化は受け入れるしかないのですが、「体と頭」が一致しないときに健康を害することが多いのです。

頭では理解していても体の変化は正直です。メタボリック症候群という生活習慣病の原因になる体の変化もありますが、最近ではロコモティブ症候群という運動機能の衰えも生活習慣病の原因になると唱えられるようになっています。

その他にも記憶力が落ちたと思っていたら脳疾患が原因だったり、年をとって性格が変わってきたと思ったらうつ病などの精神疾患が原因ということもあります。加齢による「心」の変化も見落としがちになります。


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こうなってくると、健康と病気を表裏一体として考えがちですが、機械でも古くなれば点検や修理を行うように、人間の体も点検や修理が必要なのです。この体の点検方法をなくして「栄養・運動・休養」に気を使っても無駄になってしまいます。

ニューシニア世代の健康は、「点検」すなわち「健診(健康診断)」から始まります。定期的な健診を行うのも健康法の1つなのです。

次回は、避けては通れない「介護」について考えてみたいと思います。





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