50代60代のニューシニア世代になると残りの人生をどのように生きるべきかを考えるのですが、先人が考えたようにすっきりと答えが出るわけでもありません。「人生後半戦」というからには「戦略」が必要です。今回から「戦略」について「孫子の兵法」から学びたいと思います。







◆孫子の兵法がわかる本

今回の教科書はこちらです。



「孫子の兵法」を題材にした本はたくさんあります。私も何冊か読みました。「孫子の兵法」を読んだというよりも、その解説書を読んで少しは理解した気分になっていたのだと思います。今回も「孫子の兵法」を読み解くという大それたことをするのではなく、今ならこういう考え方ができるという思いで手に取りました。

◆人生は戦いではない


序章の中に「ある意味、人生もまた戦いである」と書かれているにもかかわらず、人生は戦いではないと思うのは「誰と戦うのか」ということに他なりません。「人生後半戦の戦略」というタイトルを読んだ時にそう思われた方もいるのではないでしょうか。同じ序章の中に「戦わずして勝つ」とも書かれています。

◆敵に勝つ、己に克つ

人生は平坦ではなく山あり谷ありです。つまり良い時楽しい時ばかりではなく、悪い時苦しい時もあります。悪い時苦しい時、敵と戦うのでなければどのように考えればよいのでしょうか。それはまさしく自分との戦いであり、己に克つことが「人生戦略」になると思います。

◆大人物の「座右の書」

諸葛孔明・武田信玄・ナポレオン・・・が学んだ「孫子の兵法」ですが、大人物と自分を比較することはままなりません。むしろ序章の最後の書かれている「頭のトレーニング」のために「孫子の兵法」という考え方を「人生後半戦の戦略」に役立てたいと思っています。

◆勝算なきは戦わず

孫子の兵法の基本は「戦わずして勝つ」と「勝算なきは戦わず」と書かれています。「勝算なきは戦わず」とは、日本人的な考え方だと「潔く負けを認める」というように考えがちですが、もうひとつの考え方として「戦いを避ける」という考え方もあります。これもまた人生後半戦に必要な考え方だと思います。



◆孫子の兵法は十三篇


「孫子の兵法」は、始計・作戦・謀攻・軍形・兵勢・虚実・軍争・九変・行軍・地形・九地・火攻・用間の十三篇で編成され、「弱をもって強に勝つ戦略・戦術を追及している」としています。そしてさらに十三篇を7つに、著者の守屋洋先生はまとめられています。

  1. 敵を知り己を知る
  2. 人を致して人に致されず
  3. 実を避けて虚を撃つ
  4. その無備を攻め、その不意に出ず
  5. 正を以って合し、奇を以って勝つ
  6. その疾きのこと風のごとく、その徐かなること林のごとく
  7. 小敵の堅は、大敵の擒なり
  8. 兵の形は水に象る

これだけでも頭のトレーニングになります。


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「孫子の兵法」は2500年前に中国にあった「呉」という国の孫武という将軍がまとめた戦略書です。古いから、中国だから、と読むことを拒む人もいますが、なにかのきっかけがなければ戦略を考えてみるということはできません。戦略の書は他にも多々ありますが、まず名の知れた「孫子の兵法」をきっかけにして考えてみたいと思います。

次回は「敵を知り己を知る」という謀攻編に学んでみたいと思います。





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