人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方



「孫子の兵法」は戦略の書です。「人生後半戦」における「敵」とは未来の自分であり、「己」とは現在の自分です。「戦い」とは現在から未来への「働き方・暮らし方」として考えます。今回は「兵勢編」から学びたいと思います。



◆定石と応用

「正」とは一般的なもの、正常なものを意味し、「奇」とは特殊なもの、変化するものを意味している、と本書には書かれています。さらに「正」と「奇」の組み合わせの変化は無限だとしています。観点を変えれば、「定石と応用」の関係であるとも書かれています。

◆正と奇の解釈

「働き方・暮らし方」の「正(定石)」とは何でしょうか。50代60代のニューシニア世代にとって馴染み深いものには定年制度・年金制度・介護制度などがあります。所謂、〇〇制度は定石となります。では「奇(応用)」とはどのようなことを指すのでしょう。

◆学び・考え・行う

「定石」は誰もが身につけることができる知識です。「応用」は自らが学ぶ気持ちがなければ知識を得ることができません。また知識をそのまま受け入れるだけでは「定石」と変わりはありません。自分で考えることによって身に付き、行動し経験することで応用力が増していきます。

◆難局にも動じない

「定石と応用」を使い分け、また組み合わせながら臨機応変に戦うことになります。「働き方・暮らし方」についても同じです。臨機応変とは言っても簡単なことではありません。そのためには戦いにおいては強い組織が必要だと書かれています。「働き方・暮らし方」においては「基本的な考え方」として考えてみます。

新おとな学

◆「数・勢・形」とは

強い組織を作るカギは「数・勢・形」の3つです。「数」とは組織管理を行う上での統制力、「勢」とは戦うという気力、「形」とは有利な態勢としています。これらを「働き方・暮らし方」の基本的な考え方に置きかえて考えてみたいと思います。

◆強い統制力とは

強い統制力とは、予測した未来の自分の姿を思い描き、現在の自分の姿に立ち戻って「働き方・暮らし方」を律することだと私は思います。与えられた「働き方・暮らし方」という考え方ではなく、自己管理を行うことで理想的な自分に近づけることだと思います。

◆戦う気力とは

自己管理を行うことは、自分自身を締め付け強制することもありますので、当然のことながらストレスが発生します。ストレスをためないためには、ストレスを発散し解消することが必要です。また押せ押せムード(本書中)を維持するために、一時的に理想的な「働き方・暮らし方」を体験してみることも考えられます。

◆有利な体制とは

有利な態勢とは、本書の中でも「マイ・ペース」とい言葉を使っています。これは「働き方・暮らし方」においてもそのまま当てはまることです。マイペースの反対は相手のペース、つまり〇〇制度だけに従った「働き方・暮らし方」です。自分の「働き方・暮らし方」を持つことが「マイ・ペース」だと思います。

◆最も重要なのは

「孫子」は、「勢い」が最も重要だと説いています。したがって「勢い」を作ることに注力することを強調しています。また「勢い」というのは調子の波とも言いかえられ、調子のよい時は波に乗り、調子の悪い時には波に呑み込まれるなとも説いています。




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50代60代のニューシニア世代になると、働きたにおいても暮らし方においても「仕方がない」という諦めの気持ちになりがちです。諦めの気持ちを持たないためには、孫子が説いている「勢い」が何よりも大事だと私も思います。「勢い」を上げる方法、モチベーションをアップする方法、持っていますか?


次回は、今回の「兵勢編」とペアとなっている「軍争編」に学んでみたいと思います。





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