人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方



「孫子の兵法」は戦略の書です。「人生後半戦」における「敵」とは未来の自分であり、「己」とは現在の自分です。「戦い」とは現在から未来への「働き方・暮らし方」として考えます。今回は「用間編」から学びたいと思います。



◆彼(敵)を知るためには

「彼を知り己を知れば、百戦して殆(あや)うからず」(謀攻編)と説いている孫子は、「彼(敵)を知るためには情報の収集に力を入れなければならない」としています。情報を得る手段として、その昔は「用間」すなわち情報員・スパイが情報の要でした。

◆用間には五種類

用間には「郷間・内間・反間・死間・生間」があるとしています。これらの用間を使いこなすには最高技術を必要とするとも書かれています。極論すると、情報を制する者は世界を制するとまで書かれています。科学技術が発達した現代でもこの様相は変わりありません。

◆現代に置きかえると


現代に置きかえても変わらないことをピックアップすると「資金と人材を情報活動に投入することを惜しんではならない」「情報員を使う側もすぐれた知恵と人材とを備えた人物でなければならない」の2つのことになると思います。

◆資金と人材とは

優秀な人材とは頭脳明晰であるだけでなく最も信頼のおける人物としています。さらに待遇を厚くし、秘密主義を徹底することであるとしています。秘密主義を除いては、人生後半戦の情報収集に当てはまります。無料の情報よりも有料の情報、信頼性は組織よりも人物ということとも考えられます。

◆使う側も優秀で

使う側というのは、情報を得た後に判断をすることを意味しています。同じ情報でも、判断する人によっては対応の仕方が異なってきます。情報を扱う側も「知恵と人格」を持つものでなければならないというのは、自分自身がどうであるかということを問いかけられているのではないでしょうか。

◆人生後半戦の情報

「敵」とは「未来の自分」と想定していますが、未来の自分の姿を正しく描ける情報を得ているかということが1つめの鍵になります。「定年・年金・健康・介護・終活」に関わる正しい情報を得ているでしょうか。

◆現在の自分の情報

「未来の自分」に対して、現在の自分はどのように働きかければよいのでしょうか。そのためには現在の自分についてもよく知りることが2つめの鍵です。「未来の自分」との差を知り、その差を埋める方法を考える、もしくは未来の自分を踏まえた「理想の自分」に近づく方法を考えなければなりません。

◆人生後半戦の働き方・暮らし方

人生後半戦の働き方・暮らし方をどのようにするかは、未来の自分と現在の自分について知ることから始まります。「知ること=学ぶこと」が重要なのです。ときには自分自身で考えるよりも他の人の手を借りることも必要です。特に健康面については自己判断は禁物です。




◆戦略は必要か

「人生後半戦の戦略」として考えてきましたが、人生後半戦に戦略は必要かというとそうともいえません。悠々自適に暮らしたいと思い、そうできる人は戦略は必要ないかもしれません。ただ悠々自適に暮らし、考えないで生きていることが幸せかどうかは別です。

人生後半戦を常にハングリーに生きていくべきだということでもありません。そんなことをしたら、人生後半戦が短くなってしまうかもしれません。人生後半戦には終わりがあります。終わりから逆算する生き方をするときに「戦略」が必要になるのです。

では「終わりはいつか」ということになりますが、わからないものはわからないです。平均余命を参考にする方法もありますが、こう考えてはどうでしょう。未来の自分は100歳、戦略を立てるのは5年後の未来、現在の自分は今日です。

「戦わずして勝つ」には「未来の自分」ではなく「今日の自分」が大切だと思います。そして「勝算なきは戦わず」とするには「今日の自分」を活かすことを考えなければならないのでしょうか。「今日の自分」を活かすことで「未来の自分」としてい生きられると思います。

◆◆◆◆◆

最後に、戦略書は「孫子の兵法」だけではありません。私の拙い解釈を読んでいただいてありがとうございます。他のどの戦略書でも参考書として人生後半戦を考えることができます。最も重要なことは「考えること」だと思って、私は人生後半戦を過ごしていきます。

今後は、またニューシニア講座と題して、働き方・暮らし方・学び方・遊び方について考えていることを書いてみようかな、と思っています。





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