人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


働き方を変えるということは必ずしも仕事を替えるということではく、「働き方に対する考え方」を変えることについて前回はお話ししました。今回は「働く方法を変える」ということについてお話ししたいと思います。


◆働く目的はなにか

働く目的は「社会のため」であっても現実的には生きていかなければならないので、「生活のため」「お金のため」という働く理由を満たさなければ目的を達成することはできません。働く目的や働く理由の調査や統計では、「生活のため」「お金のため」がトップになります。

新おとな学

◆社会参加・生きがい

上表では「生活のため」「お金のため」を除くと、「社会参加・生きがい・健康上の理由・時間の余裕」となっています。ここでも注意しなければならないのは、調査項目が選択式の場合、調査者の意図が調査結果に反映されてしまいます。選択項目以外の「その他」は少なくなってしまうのです。

※調査結果が間違っているということではなく、事実としてだけ受け入れることが必要です。

◆働き方の考え方

働き方の考え方を変えるということは、働く目的・理由を変えるということではなく、働く方法の考え方を変えるということです。例えば「お金のために」働くのであれば、どのようにお金を稼ぐかという方法についての考え方を変えるということになります。

◆お金の稼ぎ方は

引き続き「お金のため」を例にすると、お金の稼ぎ方について「金持ち父さん 貧乏父さん」でロバート・キヨサキ氏が4つの方法をあげています。「雇用者」「自営業者」「事業主」「投資家」の4つです。「雇用者・自営業者」が労働収入、「事業主・投資家」が権利収入を得られるという考え方です。

◆サラリーマンは

サラリーマンは「雇用者」です。給与所得者とも言われます。働き方は、組織で働くので組織の目的に従って働きます。労働力を提供する代わりに対価とし給与(賃金)を得ることができます。時給で働こうが、指示に従って働くだけであろうが、「雇用者」という立場は変わりません。

◆派遣社員・契約社員

「雇用者」という立場は変わらなくても考え方を変えることはできます。例えば、同じ仕事を時給で働く派遣社員、請負で働く契約社員の立場で考えると、労働の対価としての給与が適正かどうかという考え方に変わります。給与以外の福利厚生や教育研修などもも含めて考えなければなりません。

◆社畜・ブラック

組織の指示にばかり従って働くことを「社畜」、組織の指示が法令無視である場合を「ブラック」という働き方であると耳にします。ただ、このようなことは働く前からすでに経験していることなのです。学生時代も教えられたことを疑わずに知識として身につける習慣がついていたのです。でも「学畜」とは言いませんでした。

◆社会批判ではない

教育制度や労働制度、社会の環境や情勢・風潮を批判するつもりも批評するつもりもありません。働き方を変える、考え方を変えるということは、現実から一歩外に出て客観的に考えてみることが大切だということです。一歩外に出るには、外に出る力(ちから)とタイミングが必要になります。



◆◆◆◆◆


50代60代のニューシニア世代にとっては、定年を迎えると一歩外に出なければなりません。自営業で働いている人も「引退・潮時・退き時」と感じているのならば、一歩外へ出て考えてみる必要があります。定年・引退から老後という時間の流れに乗ること時間の流れに任せることは違います。

50代では一度立ち止まって一歩外へ出て考える、60代では考えた結果を実行するということが人生後半戦には必要であると、私は考えています。

次回は、「自営業者・事業者の立場になって考えてみる」についてお話ししたいと思います。





このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ