50代60代にはいろいろな節目があります。定年という節目、経済的な節目、家族関係での節目、健康的な節目など、人生における転換期を迎えます。
今回は50歳・55歳・60歳・65歳の節目を「働き方を変える」という観点からお話ししたいと思います。




◆順序を逆にして

会社勤めの人、個人事業の人、主婦・主夫の人、いろいろな立場の人がいると思います。現在の働き方が様々であると同じように、過去の働き方も様々です。過去に遡り、順に50歳・55歳・60歳・65歳の働き方を考えることもできますが、今回は順序を逆にして考えてみます。

◆健康寿命は70歳代

平均寿命は男女とも80代になりましたが、健康寿命は男女とも70代です。健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」ですので、健康寿命を過ぎると働き方にも影響が出てきます。

新おとな学

◆70歳からの働き方

70歳からの働き方は「終わり方」を考えることになります。「いつまで働くか」ということなのですが、他の人との関係を持ちながらいつまで働くかということです。顧客、会社、銀行など、働くことを辞めることで影響が少ない「終わり方」を考えることになります。
参考:事業承継に関する現状と課題平成(中小企業庁 平成28年4月)


◆65歳からの働き方

70歳からが「終わり方」を考える働き方であれば、65歳からは「終わりやすい働き方」に変える必要があります。後継者を育て継承することの他にも、仕事の範囲を縮小すること、他の人の関係を円満に終了できるようにすることを考えることが必要になってきます。

◆60歳からの働き方

65歳からが仕事を継承する、仕事の範囲を縮小する働き方であれば、60歳からの働き方は仕事の整理を行う働き方になります。定年を意識しながら継続雇用の間に仕事の整理をすることになります。同時に65歳からの働き方に向けて、働き方自体を変えることを意識しなければなりません。

◆55歳からの働き方

60歳からの働き方が「働き方自体を変える」ことを意識するのであれば、現状の働き方を維持する最後の期間となります。この時期には、60歳からの働き方を大きく変えるか、それとも現状維持で働き方を縮小するかを決めなければならに時期となります。50代60代で最も大きな転換期になります。

◆50歳からの働き方

50歳になったばかりは、自意識は40代と変わりありません。現在の状態がこれからも続くと考えるのが当然でしょう。早い人は50歳前半には、55歳からの働き方、60歳からの働き方を考えます。大きく変えるのか、現状維持で縮小するのかということです。

◆大きく変えるとは

50代60代で働き方を「大きく変える」ということは、仕事を拡大するということではありません。今までとは異なった働き方をするということです。会社員として働いていた人は個人事業・自営業に変わる、個人事業・自営業で働いていた人は事業規模・業種を変える、主婦・主夫の人は起業するなどです。




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65歳以降の働き方は、自分の仕事の範囲を縮小することです。仕事の範囲を縮小しても、「量を少なく質を高めること」で仕事として働くことを続けることができます。働き方を「小さな事業者として働くこと」に変えて考えてみることです。

個人事業・自営業とは、小さな事業者として働くことです。さらに事業の範囲も縮小することが、50代60代の働き方、ひいては人生後半戦の働き方にもつながると考えています。人生前半戦の拡大再生産という働き方ではなく、人生後半戦は縮小再生産という働き方です。

次回は「人生後半戦の働き方と暮らし方の関係」についてお話してみたいと思います。





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