人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


加齢とともに味覚が落ち、味よりも栄養管理が大切だということを前回はお話ししました。今回も「食べる」に関わるお話をしたいと思います。

◆グルメの時代

日本では何処へ行っても美味しいものを食べることができます。美味しいものも毎日食べれば感動はなくなります。グルメという言葉が一般的になっても、美味しいものを食べるだけではグルメとは言われません。食に詳しく美味しい食べ方を知っている人だけがグルメと呼ばれるのです。

◆加齢とグルメ

グルメと呼ばれる人たちは食の経験が豊富です。そして若い人のほうが少ないように思います。経験数と経済力もありますが、食に対する姿勢が違うように思います。同様に、年齢に関係なく自分の健康状態の管理まできちんとしているように思います。

◆美味しく食べる

味覚には個人差がありますが、美味しく食べようという気持ちは味覚とは関係ありません。美味しく食べるには、体の健康、特に口と鼻の健康が大切です。加齢にともなって口の中の健康にも注意を払うことで、さらに美味しく食べることができると思います。

◆歯と歯茎の健康

歯と歯茎の健康はよく知られていることです。歯磨きはほとんどの人が毎日行っているでしょう。食事の後の歯磨きの良し悪しも議論されていますが、歯が健康でなければ美味しく食べれないものが多くあります。体と同じように歯と歯茎の定期検診も怠らないようにしましょう。

◆舌と顎の健康も

味覚は舌にある味蕾で感じることができます。舌は健康状態が反映される場所でもあるので、健康状態が下降すると舌の状態も悪くなります。そうなると美味しくは食べることはできません。同じように噛む力である顎の状態も食べることに関係してきます。

◆ゆっくり食べる

「よく噛んで食べなさい」と注意されたことがある人もいるでしょう。「食べる」ということは、味わう以外にも消化の第一段階なのです。高齢になっても早食いをする人がいますが、味わう以前にとても危険な行為です。50代になったらゆっくり食べることが基本です。

◆鼻の健康は関係ある?

鼻をつまんで食べると匂いが分からないだけでなく、味もよくわかりません。鼻が詰まっていると味覚が衰えた状態と同じになるのです。食べることはできても、味が分からないのでは、食べる楽しみも半減してしまいます。口・歯・舌・顎・鼻の健康があってこそ美味しく食べることができます。

◆孤食はよくないか?

「ひとりで食べるよりも、みんなで食べたほうが美味しい」とも言われます。それは美味しく食べている、楽しく食べている人が周りにいるからです。口喧嘩をしながら食べたり、悲惨なニュース番組を見ながら食べても美味しくはありません。食べる環境も大切なのです。





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50代60代になっても「日常の食べる」という行為に無関心な人は多いのではないでしょうか。美味しいものを食べる、体に良いものを食べる、と同じように、美味しく食べるための健康状態と環境にも心配りが必要です。

50代60代は、家庭環境や経済状況に合わせながら、食べることに対して心配りを行うことができる年代です。ただ「食べればよい」というのではなく、美味しいものを美味しく食べることができる齢の取り方をしたいものです。

次回は「積極的に食べた方が良いもの」についてお話ししてみたいと思います。




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