50代60代からは美味しいものを美味しく食べるために、口・歯・舌・顎・鼻の健康にも注意が必要だということを前回はお話ししました。今回は食べ物についてお話ししたいと思います。



◆最後に食べたいもの

「人生の最後に食べたいものは?」の答えは、日常で食べれる好きなものが上位に来ます。なかでも「お寿司」はトップに、「おにぎり」は上位に入ることが多いそうです。日本人は、やはり炭水化物の「米」なのですね。ちなみその他は、肉系、麺系だそうです。

◆糖質と脂質の制限

炭水化物は食物繊維と糖質に分けられます。最近では、糖質制限という食事法を取り入れている人が多いようです。ダイエットや筋肉をつけたい人が取り入れるのはわかるのですが、健康のために糖質と脂質を制限している人もいます。確かに甘いものや油っこいものの摂り過ぎにはよくありません。

◆50代60代の食べもの


甘いものや油っこいものを避けて、何か特定のものを食べなければならない、食べた方が良いということではありません。バランスの良い食事をとることを心がけることです。私は、炭水化物:タンパク質:脂質が「5:3:2」か「4:4:2」で食べるようにしています。ビタミン・ミネラルはその次に注意しています。

◆炭水化物はエネルギー


タンパク質はアミノ酸に分解されてから体内に取り入れられ、体の筋肉や臓器を作ります。タンパク質自体が筋肉や臓器に変わるときはエネルギーが必要です。タンパク質自体もエネルギーに変わりますが、エネルギーに変わるスピードは炭水化物が分解して糖質に変わる方が早いのです。タンパク質と炭水化物は一緒に食べた方が良いのです。

◆炭水化物は太るから

炭水化物に限らず食べ過ぎると太ります。体が消費するエネルギーより多く食べれば、余ったエネルギーは肝臓と脂肪に蓄積されます。さらに肝臓にも脂肪にも蓄積できなかったものは血液中に漂います。これが中性脂肪で、生活習慣病の原因の1つになります。

◆油は健康に悪いのか

食事の時に使う液状の油、肉や魚についている脂、加工食品に入っている油脂があります。これらがすべて悪いわけではありません。良い油と悪い油があるのです。とは言っても油は油、カロリーも高く、取り過ぎは脂肪となって体内に溜まるのです。

◆タンパク質を食べる

ではタンパク質だけ食べていると良いかというと、タンパク質にも種類が多いのです。植物性タンパク質と動物性タンパク質があり、動物性タンパク質は結石の原因になることが多いのです。また、タンパク質の食べ過ぎは内臓にも負担をかけ、肝臓や腎臓、大腸の疾患の原因にもなります。

◆バランスの良い食事

バランスの良い食事とは、炭水化物とタンパク質のバランスを取るように考えて、脂質・ビタミン・ミネラルを補うようにすると良いと思います。卵かけごはん、納豆ごはん、鮭のおにぎりなどはバランス食です。これに加えて具だくさんの味噌汁でバランスの良い食事になります。

◆不足分を補うには

1日の献立でバランスを摂るように考えましょう。朝食は午前中のエネルギーの消費に合わせて食べます。頭を使うなら炭水化物、体を使うならタンパク質も食べます。昼食は外食が多く偏った食事になる場合は、夕食で不足分を調整します。必然的に夕食は体に優しい食事のほうが良いのです。




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好きなものを食べることができないのは、本当に辛いものです。ただ、病気になってから食べてはいけないと言われることと、病気にならないように食べるのを我慢することは違います。50代60代は、50歳以前の食生活の結果として生活習慣病の症状が出てくることがあります。

少なくとも50代60代になってからはバランスの良い食習慣を持つことが大切です。ポイントは「習慣」にすることです。体に良いと聞けば一時的にスーパーから無くなるようではいけません。毎日、バランスの良い食事を摂るためには知識も必要ですが、日本の食事は素材が分かる食事が多いので細かな知識よりも意識することの方が大切だと思います。

次回は「50代60代からの運動」についてお話してみたいと思います。



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