人生後半戦、いろいろなことがある。
リハビリも順調に進み退院間近、嬉しいけれども不安は拭えない。




リハビリは順調


自転車こぎと呼ばれるリハビリを心電図を付けながら行う。15分から30分程度だ。徐々に負荷を上げていく。3日めになると通常のジムで行うくらいの負荷がかかる。心臓よりも脚の方がつらい。

心臓にダメージを受けていると言われた割にはハードなリハビリだ。これは体力のない高齢者にはきっときついだろう。私はと言えば、そんなにつらいことはない。リハビリ終了間近にじんわり汗が出るくらいがちょうど好い。

リハビリが終わると、管理栄養士からの減塩食・心臓病食についてのレクチャーを受ける。若い時に腎臓を患ったことがあるが、時代は変わっても減塩食の基本的な概念は変わらない。ただ当時より多くの食品で塩分表示がされているので楽だ。

その他にも担当スタッフから運動療法や服薬の説明を受けた。私にとっては特に目新しいことはなかったが、自省しながら聞いていた。


担当医からの説明


3日めのリハビリが終わったその日の夕方に担当医から説明があるとのことで呼ばれた。リハビリ期間の説明だと思って担当医の話を聞いた。

まずは、心臓の血管が詰まったことと、どのように治療し現在はどうなっているかということ。ここまでは今までも説明を受けていた。次に心電図を見ながらダメージを受けている部分の説明。これには驚いた。素人が見ても正常とは違う。この波形を見ながらリハビリを続けるという。

脈拍はほぼ正常、心肥大が若干あるとのこと。これは今までも指摘されてきた。頸動脈エコー、プラークあり、石灰化あり。やっぱりか・・、とは思っても一度石灰化したプラークは元に戻らない。現状維持しかないのだ。

腎動脈エコーは異常なし。以前は石灰化していると言われたのだが、腎動脈ではなく腎臓の血管だったかもしれない。下肢動脈エコーはプラークはあるものの異常と言えるほどではないとのこと。


ほぼ回復に向かう


結論は、カテーテル治療の予後も良く、順調に回復に向かっている、とのことだった。その次のの担当医の言葉に息をのんだ。「いつ、退院してもいいですよ」と言われたのだった。「いつでもいいんですか?」と聞き直した。

「はい」と担当医が言った。「では明日でも」と言うと、「明日の10時にしましょう」と担当医。急転直下、退院まで18時間足らずだ。担当医に感謝の言葉を述べ、病室に戻った。急だったなと思ってベッドに寝ていると、次から次へと退院指示を受けたスタッフがやってきた。

こうなってくると、退院後の生活についていろいろと考える。連絡もしなければならないし、面倒をかけた身内や知人へのお礼も考えた。それよりもなによりも、請求金額を考えるとドキドキした。


高額医療制度に感謝


退院当日である。朝食後に医事課のスタッフが請求書を持ってきた。恐る恐る金額を見る。高額医療制度の適用でほぼ予想通りの金額だった。ただ月内で退院できなかったので、2ヵ月分の限度額の支払いとなる。

おまけに救急車で最初に運ばれた大学病院の支払いもあるに違いない。こちらは後で還付請求を行うにしても、もう1ヵ月分の限度額を支払うことになる。救急で運ばれたからには致しかたないことだ。

明細表を見る。いろいろと点数が表示されているが、合計点数は20万点を楽に超えている。1点10円なので無保険だと200万円台、3割負担でもけっこうな金額である。高額医療保険制度があって本当に助かった。

命が助かったのでお金には代えられないのだが。。。


今後の予定はといえば


3週間後に通院検査がある。担当医の話では、その後も毎月通院し、半年後と1年後にカテーテル検査を行う予定だそうだ。自宅では食事療法と運動療法を行うことになる。減塩というか”厳塩”生活を再開することになった。

毎朝のウォーキングは止めることにした。起床後のウォーキングは危険だから日中に行ってくださいと言われた。これから寒くなるし、どうせ冬場は積雪でウォーキングどころじゃない。

食生活は、塩分だけは気を付けよう。これから寒くなるので、鍋物で野菜と魚を食べよう。ポン酢ダレで減塩することにしよう。外食はパン・メン(麺類)・ドン(丼)を止めて、塩分調整ができる定食類にしよう。コーヒーも減らせと言われたが、朝だけは飲みたい。



次回で「急性心筋梗塞顛末記」も終わりにしたいと思う。 入院中に調べたこと、人生後半戦になると病気に対する心構えも変えなければならないこと、健康保険や生命保険のこと、万が一の時のことなどについてまとめてみたいと思う。

今回は命拾いした。
命は突然終わるかもしれないことも実感した。

担当医にも言われている。
「次回は命拾いをするかどうかわかりませんよ」と。


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