人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


人生後半戦、いろいろなことがある。
命拾いをしたとはいえ、一度は心肺停止つまり死んだことになる。


「死」は突然にやってくる


どんなに健康状態に気を付けていたとしても「死」は突然にやってくる。突然にやってきた生死の境で「死なないための準備」をすることが必要だ。50代60代の死因について調べてみた。 総務省統計局の資料に「性・年齢別にみた死因順位」があるのでグラフ化してみた。

死因別死亡者数_2015

女性よりも男性のほうが死亡率が高い。死因は「悪性新生物(癌)」「心疾患・脳血管疾患」が圧倒的に多い。癌の治療は早期発見・早期治療が良いとされている。治療法さえ間違えなければの話ではあるが。

心疾患・脳血管疾患も、血液検査やエコー検査で健康状態がわかる。一般的な健康維持とは血液と血管の健康維持に関することが多い。メタボの「肥満・高血圧・脂質異常」が死因にならないが、血管にダメージを与えることには変わりはない。

自分の健康状態を「死因」と比較して、自覚症状ではなく客観的な検査を行うこと、これが「死なないための準備」の手始めとなる。


狭心症と心筋梗塞


私は10年ほど前に狭心症の症状が出て、カテーテル検査と同時にステントを1本入れていた。薬も飲んでいた。10年間、狭心症の症状は特に現れず、高血圧に注意しながら健康的な生活を送ってきたつもりだった。

重症になると心筋梗塞になることも知っていたので、体調が悪い時は常々注意していた。インターネットでも狭心症と心筋梗塞の違いをわかりやすく解説している。ところが、いざ心筋梗塞の症状が出ると知識などはどこかへ飛んでしまうものだ。

胸が苦しく、冷や汗が出てきて、からだに悪寒を憶えたので救急車を呼んだ。

参考:オアシスナビ 「心筋梗塞と狭心症の違いは?」


救急車を呼ぶときは


救急車を呼ぶ前に、まだ動けるうちに用意すべきことがある。

 1.玄関の鍵を開ける(救急隊が中に入れるように)
 2.火の元の確認(そのまま病院へ運ばれるため)
 3.鍵を用意(鍵は施錠のため)
 4.健康保険証(搬送先の病院手続きがスムーズになる)
 5.緊急連絡先・病歴・服薬のメモ
 6.財布はなくてもなんとかなる

持病を持っている人は、3・4・5は普段からまとめておくとよい。財布は、意識がなくなると紛失してしまうので持たない方が良い。普段から財布には大金を入れずに、目立たないところにしまっておくことにしている。

スマホもなくてもなんとかなるのだが、今回は連絡先がまったく分からないという事態に陥った。緊急連絡先のメモは健康保険証と一緒にしておいた方が良いということをつくづく感じた。


高額療養費制度


以前、狭心症の治療の時に高額療養費制度を初めて利用した。ただし、事前に申請をしていなかったので3割負担で支払った後に、後で還付をしてもらったことがある。前回は「協会けんぽ」、今回は「国保」という違いはあったものの健康保険証を持っていたので病院側で手続きをしていただき、退院時には高額の支払いには至らなかった。

事前に高額療養費制度の適用が分かると退院時の支払額を概算で仮計算してもらうことができる。クレジットカードを使える病院であれば、現金を用意することもなく支払いを済ませることができる。

いざというときのことを考えれば、高額医療費の限度額の計算はできるので貯金をしておくことも肝要ではないだろうか。もちろん任意保険などでカバーできたり、他の制度も利用できることもあるので、困ったら病院に相談した方が良い。

参考 協会けんぽ 高額療養制度 / 国民健康保険 高額療養費 


緊急時の連絡先など


今回、失敗したことは、緊急時の連絡先と服薬歴(お薬手帳)をすべてスマホに入れていたことだった。「救急連絡先カード」というおまけっぽいカードを目にすることがある。これからはアナログでカードを作って健康保険証と一緒に持つことにした。

個人情報を書くので抵抗がありスマホに入れていたのだが、スマホ自体も個人認証がかかっているので緊急のときには役に立たない。連絡先も固定電話・携帯電話・メール・SMS・LINE・メッセンジャーなど、人によって異なる。あまり使っていなかったMMSが一斉送信ができるので便利だということも今回分かった。

服薬歴もお薬手帳からヨヤクスリに変えたので、これは便利だと思っていたのだが、薬の名前なんて暗記できない。特に薬がジェネリックに代わった時にはまったくわからない。覚える気もないから仕方がない。

今回を機に薬の名前も処方箋の必要部分を縮小コピーして、健康保険証と一緒にしておくことに決めた。

Android メッセージ
MMS などでグループ宛にテキスト メッセージを送信したりできる・・
ヨヤクスリ 
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さいごに


「一度死んだ」「次はない」と思って養生することにした。心臓が受けたダメージはまだ実感としては分からない。心臓がどんな状態だったか、狭心症や心筋梗塞の不安のある方は下記のサイトを参考にして欲しい。

私も同じような図や写真を担当医に見せてもらいながら説明を受けた。

<参考>
みやけ内科・循環器科 「心筋梗塞の心電図変化」
名古屋ハートセンター 「病気と治療方法」



最後に、死なないで良かったと思えるのは生きているからこそである。
人生後半戦は、思いのほか「死ぬこと」が近いのだ。

まずは健康よりも死なないための準備が重要だ。

そう感じて1ヵ月、少しでも参考になれば幸いなのだがと願いながら、
「急性心筋梗塞顛末記」を終わりにしたいと思う。





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