人生後半戦ともなると仕事をするにもいろいろな条件を付けて考えることになります。時間・場所・金額を始めとして、人間関係・ノウハウ・福利厚生など具体的な条件で考えることになるでしょう。人生後半戦の「仕事と働き方」はどのように考えればよいのでしょうか。





あなたの仕事は何ですか?

「お仕事は何をされているんですか?」と聞かれたときに何と答えるでしょうか。「〇〇〇に勤めています」とか、「流通関係です」とか、「営業関係です」とか、答え方はいろいろとあると思います。「仕事」とは勤務先であり、業種であり、職種でもあります。

働いている時期によって

人生後半戦では、働いている時期によっても答え方が変わってくるでしょう。会社に勤めている人も個人で働いている人も、正社員でもアルバイトでも、勤務先や業種・職種を答えても間違っていません。「仕事」にはいろいろな意味があるのです。

「仕事と働き方」とは

人生後半戦の働き方を考えるためには「仕事」の意味も考えなければなりません。「仕事」によって働き方も変わってきます。1つの会社に長く勤めることが「仕事」だけではありませんし、1つの業種や職種に長く勤めることだけが「働き方」ではありません。

人生後半戦の「仕事と働き方」は

人生後半戦にどんな仕事をどのように働きたいか考えてみましょう。どんな仕事は「What」で、どのように働きたいかは「How」です。もう1つ考えなければならないのが、なぜその仕事と働き方をしたいのかという「Why」です。年齢・年代によって変わってもかまいません。




組織と個人、どちらで働きたいか

組織か個人のどちらかで働きたいか、それともどちらかに軸足を起きながら組織でも個人でも働きたいか、組織でも個人でもどちらでもよいのかという選択肢になります。例えば、会社では製品デザインを担当し、個人ではイラストレーターとして働きたいなどです。

事業と業務と職務


組織で働くと組織が営む事業があります。大企業では部門毎に事業が分かれています。部署ごとに業務が分かれ責任・義務の範囲が決められます。部署に属した個人が担当するのが職務です。事業=業種、業務=職種、職務=担当とも考えられます。個人で働く場合は、事業(業種)=業務(職種)=職務(担当)と全てを兼任することになります。

勤務先名と仕事

組織に勤めている場合は、勤務先名でおおよその事業がわかります。名刺などに書かれている肩書きで職種や職務もわかります。仕事=名刺に書かれていることなので、勤めている人は名刺があるとわかりやすい訳です。個人で働いている人は、屋号があってもほとんど個人名で仕事をしていることが多いと思います。

正社員とアルバイト

人生後半戦になると、「お仕事は何をされているんですか?」の前に「お仕事はされているんですか?」と聞かれることもあります。無職かどうかという質問です。社会的には無職よりも有職者の方が格上に考えられます。また正社員の方がアルバイトなどの非正規社員よりも格上に考えられます。安定した仕事をしているかどうかということです。

仕事と道楽と趣味

「趣味を仕事にしたい」という考え方は、「好きなこと」を仕事にしたいという考えから始まっています。好きなことをするには「趣味」と「道楽」があります。「趣味」とは自分だけの楽しみ・満足で、「道楽」は誰かへの働きかけ行う楽しみ・喜びです。「仕事」も誰かへの働きかけを行うのですが、どこが違うのでしょうか。

有償と無償

仕事には有償の仕事と無償の仕事があります。対価を目的として働きかけるのが有償の仕事です。対価を目的とはせずに働きかけるのがボランティア(奉仕)です。「道楽」と「ボランティア」の違いは、自分の喜びのためか、誰かの喜びのためかの違いです。

仕事と働き方の関係

仕事を行うときは、どんな好きな仕事でも働き方を抜きにして考えることはできません。「好きなこと」「やりたいこと」「できること」「やること」を関連付けて仕事にします。誰のためにやりたいのか(Who)、どんなことができるのか(What)、どのようにやるのか(How)、そしていくらでやるのか(How much)を考えて働くことになります。

いくらでやるのか


対価を伴わない働き方は「仕事」にはなりません。対価を考えた結果の「無料」も「0円」という対価なのです。対価をまったく考えないのは「道楽」です。また自分の楽しみ・喜びのためではなく、誰か(相手)の喜びだけを考えて対価を考えないのが「奉仕」となります。

仕事と働き方、どちらが先か

「働き方改革」が盛んに論議されている昨今ですが、議論されているのは「働き方」であって「仕事」ではありません。本来であれば「仕事」が先に議論され、それから仕事に合った「働き方」が議論されるべきなのです。「仕事」を変えることは先送りされ、仕事自体がなくなりそうになって初めて議題に上ることになるのでしょうか。



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「人生後半戦の仕事と働き方」について考えなければならないこと
  • 働くか、働かないか(無職)
  • 組織(勤務先名)で働くか、個人(個人名)で働くか
  • 事業(業種)・業務(職種)・職務(担当)
  • 正社員・非正規(アルバイト・パート・派遣)
  • 仕事・道楽・趣味
  • 有償・無償
  • 好きなこと・やりたいこと・できること・やること(いくらで)
私が両親を介護していた時に「お仕事は何をされているんですか?」と聞かれ、「今の仕事は介護です」と答えていました。趣味でも道楽でもボランティアでもありません。両親のために時間もカネもエネルギーもすべて使っていました。無料の仕事だと思わなければ続けることはできませんでした。

ボランティアは相手がいても、相手がどんなに望んでも、ボランティアをするかしないかは、ボランティアをする側に選択権があります。両親の介護は選択権がありませんでした。介護よりも普通に仕事がしたいというのが正直な気持ちでした。介護を自分の仕事だと思うようになって、気持ちを振り切ることができました。

私の人生後半戦の仕事は、誰かが喜ぶことをしようと思っています。無料ではあっても無償ではありません。仕事には「ヒト・モノ・カネ」と「情報・時間・場所」、そして「マインド」が必要です。詳しくは「人生後半戦の健康的でミニマルな働き方」というブログに書き綴っています。

新おとな学



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