人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


人生後半戦になって最初に考えなければならいことは、「残された時間」がどのくらいあるかということです。「残された時間」を計算する目安となるものに、平均寿命・平均余命・健康寿命があります。



人によって残り時間は違うが寿命は目安になる


平均寿命・平均余命・健康寿命


2016年現在の「平均寿命・平均余命・健康寿命」は下記のようになります。ここで1番気がかりなのは健康寿命ではないでしょうか。健康寿命とは「健康上の理由で日常の生活に支障がない年齢」のことです。

平均寿命・平均余命・健康寿命

健康寿命の男女差と地域差

平均寿命と健康寿命の差は、男性が8.84年、女性が12.35年の差があります。つまり「健康上の理由で日常の生活が送れない期間」がこれだけあるということです。また地域差もあり健康寿命1位と最下位の差は、男性が2.67年、女性が3.29年の差があります。(※男女とも山梨が1位)

参考:ウーマンズラボ「都道府県別の健康寿命ランキング(男女別)」

健康寿命に差があるということは

健康寿命に差があるということは、その差が生じる理由があります。その理由の原因を取り除くことはできなくても緩和することで健康寿命が延びる、すなわち「健康上の理由で日常の生活が送れない期間」が短くなると考えられます。

平均寿命と健康寿命の差を埋める

平均寿命と健康寿命の差を縮めることで、医療と介護にかかる費用が軽減されることや、健康年齢を維持することで働くことができる期間が長くなり、年金受給期間も短くなると考えられ、現在の年金財政の負担を軽減できると考えられています。これらはもっぱら「カネ」の話で、健康維持の話ではありません。「カネ」の問題も大事ですが、健康についてかんがえるのは「カネ」のためではないはずです。



死亡原因と介護理由から健康寿命を延ばすためには


死亡原因と平均寿命のトップ3


平均寿命は死亡原因と大きく関係していることは言うまでもありません。50代60代の死亡原因は、1位:悪性新生物(癌)・2位:心疾患・3位:脳血管疾患となっています。平均寿命を延ばすには、これらの病気となる原因を取り除くことになります。

人生後半戦の働き方2

日常の生活に支障がある健康上の理由とは

健康寿命を延ばすには、「日常の生活に支障がある健康上の理由」と特に介護が必要となる原因を取り除くことになります。介護が必要となる原因は、必ずしも死亡原因とは一致しません。脳血管疾患・認知症という「脳」の機能が原因で介護を要する人が34.3%、高齢による衰弱・骨折転倒・関節疾患という「体」の機能が原因で介護を要する人が36.1%となり、全体の3分の2を占めます。

参考:ベネッセスタイルケア「要介護になるさまざまな原因」

平均寿命と健康寿命を延ばすためには

平均寿命を延ばすためには、死亡原因となる病気の早期発見と予防になります。健康寿命を延ばすには、「脳」と「体」の機能が衰えないようにすることが必要になります。共通して考えられるのが、「栄養」と「運動」による予防を日常の生活に取り込むことが肝要です。

人間の寿命は、本来は55歳?

人間の寿命は、本来は55歳だという考え方があります。前述の年齢別死亡原因でも紹介した通り、55歳頃から悪性新生物(癌)が原因で死亡する人が増えてきます。癌は細胞分裂をするときの異常が原因になると考えられているので、正常な細胞分裂ができなくなるのが55歳頃ではないかと考えられるのです。

55歳からということではなく、50代になったらまずは健康寿命を延ばす、すなわち健康に気を配った生活が必要になるということです。

参考:朝日新聞 GLOBE「ヒトの寿命、本来は何歳?」





栄養と運動という当たり前の健康管理ができない


栄養に気づかった食生活

「人間の体は食べるものでできている」と言われるように、栄養管理は大切です。栄養管理を行うためには、まず現状の体の状態を知ることから始まります。50歳を基準に毎日の健康管理、毎年の健康診断、3年から5年に1回の精密検査を行うのが理想的です。

運動に気づかった日常生活

世の中がどんどん便利になると日常の生活の中での運動が少なくなります。家事も便利になり運動量が少なくなり、肉体を使う仕事も運動量が少なくなっています。特に車を使う生活をしている人は運動不足になりがちです。交通機関が発達した都市部よりも、車を日常的に使う郊外や地方の人のほうが運動不足になりがちかもしれません。

食事も運動も時間をかけない

健康のために栄養と運動の管理を行うためには、栄養と運動の質を上げることと時間が必要です。世の中が便利になると時間に余裕が出るはずなのですが、栄養と運動を管理する時間が増えていないのはなぜでしょうか。

それは、
何もしないでも健康だと思っていた人生前半戦と
何かしなければ健康を維持できない人生後半戦の違いを意識していない
からだと思います。



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CMでお馴染みの「ライザップ」はなぜ身体づくり(ボディメメイク)ができるのでしょうか。それは「質と量」の両方のノウハウを提供することと、継続できる「仕組み」を作っているからです。「質と量と仕組み」があれば、誰でもボディメイクできます。

健康管理も同じで「質と量と仕組み」が必要です。ライザップに通ってくださいということではありません。50代60代になって誰もが始めなければならないことは、健康管理のための「質と量と仕組み」を学ぶことです。

生活環境は人それぞれ違いますから、自分にあった健康管理を行う必要があります。インターネット、本、セミナーなどで学ぶことができますが、行動に移し継続することで初めて結果がでます。「学習はするけれど練習はしない」というような健康管理では中途半端なのです。

人生後半戦は残り時間の計算をしなければなりません。そのためには自分の健康状態を知ることと健康管理から始めることをおすすめします。

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