人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


人生後半戦は、お金と時間そして人間関係が大きな問題として取り上げられています。問題には必ず答えがあるはずですが、人生後半戦の問題には明確な答えがありません。それは問題ではなく課題だからです。



問題と答え、課題と解決策という組み合わせ


問題には答えがある?

「問題」という用語は、学校でよく使われます。この場合の「問題」は「答え」がある質問という意味です。日常で使う「それは問題だ」という場合は、「問題」の意味は「やっかいなこと」として使われることが多いのではないでしょうか。

問題から解決策を導く

会社の研修会などでは、ひとつのテーマに沿って「問題を洗い出す作業」を行うことがあります。この場合の問題も「やっかいなこと、困っていること」という意味で使います。研修会では「問題」の解決策まで自由に討論するわけですが、「問題」からいきなり解決策を導き出そうとする人もいます。

問題から課題を見つける

このような時には「問題=事実」として考えてみます。事実は変えようがありませんので、変えることができる要素を洗い出します。この洗い出す作業が「課題」を見つけることです。「課題」は1つとは限りませんので、それぞれの「課題」に対して「解決策」を見つけます。



人生後半戦の問題は老後の問題が大きい


「お金・時間・人間関係」という問題

人生後半戦の「お金・時間・人間関係」についての「問題」も「課題」を見つけることから始めてはどうでしょうか。「問題」を事実という観点から考えてみます。

<問題の例>
  • お金の問題:「老後資金は3000万円必要だ」
  • 時間の問題:「いつまで働くことができるかわからない」
  • 人間関係の問題:「家族以外の人間関係が少なくなる」

「老後の不安がある方にお聞きします。主にどんなことが不安ですか?」
新おとな学入門

人生後半戦の問題は老後から始まる

人生後半戦の問題は主に老後の問題が多くなります。老後とはいつから始まるのでしょうか。老後の節目は現在の仕事を辞めた時、健康上の理由で日常生活を変えなければならなくなった時など、人それぞれで異なります。

お金の問題を課題として考える

「老後資金は3000万円必要だ」という問題は、「3000万円の計算方法を知る」という課題がまず浮かびます。2つめは「老後になる前に3000万円を貯める方法」、3つめは「老後の収入を増やす方法」、4つめは「老後の支出を減らす方法」となります。

時間の問題を課題として考える

「いつまで働くことができるかわからない」という問題は、まず「現在の仕事を退職する年齢」という課題があります。次に「退職後に働くか、働かないか」ということ、3つめに「働くために必要なこと、または条件」があります。能力・資金・健康などを考えなければなりません。 

人間関係の問題を課題として考える

人間関係の問題はお金や時間と比べて少し複雑です。人間関係は一方通行ではないからです。人生後半戦で最初の課題は「両親の老後と介護」です。次に仕事を辞めた時の「孤独感と孤立感」があります。最後に「家族との関係をどのように望むか」ということです。

課題は解決策を実際に行動に移すところまで


問題解決の方法は山のように

「問題」を「課題」として考える方法は、1人で考えることもできますし、家族で考えることもできます。また第三者と共に考えることもできます。問題解決の方法は多々あります。ネットで検索しても、Amazonで検索しても山のようにヒットします。ポイントは自分に合っているかどうかということです。

問題と課題から導き出すもの

「問題」から導き出すものは「答え」です。「課題」から導き出すものは「行動」です。「問題」でも「課題」でも解決しようという方向性は同じですが、「問題」は解決策を考え「答え」として求めることで、「課題」は解決策を実際に「行動」してみるところまでと範囲が違います。

「問題」を問題として考えるポイント

「問題」を考える上で大切なポイントは、その「問題は事実か」ということです。ある人にとっては事実であっても、別の人にとっては事実ではないかもしれません。自分にとってその「問題は事実」かどうかを間違えると見当違いの解決策、答えを導こうとしてしまいます。

「課題」を行動に移す上でのポイント

「課題」を行動に移す時には、「目標を定めて継続的に努力すること」があげられます。これ自体は良いことですが、人生後半戦においては目標の立て方を少し変えたほうがよいと思います。目標が成功か失敗かという指標ではなく、目標に向かって継続的に行えることに注力すべきだと考えています。



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私の父は癌に、私の母は脳梗塞になりました。そして私は昨年、心筋梗塞を患いました。癌も脳梗塞も心筋梗塞も完治はしません。元には戻らないのです。できるだけ健康状態を良好にしようという方法が最善の方法なのです。

人生後半戦も一方通行で元には戻れません。年をとることで誰にでも起きる問題です。できるだけ良好な状態になるように継続することが解決策なのです。何を継続するかは人それぞれです。「私の場合は・・」ということはできますが、それが誰にでも当てはまることではありません。

「お金・時間(健康)・人間関係」という問題から、課題を見つけ、行動に移せるように生きていくのが「人生後半戦の生き方」であり「人生後半戦の課題」だと考えています。

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