人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方




人生後半戦は大きく2つに分かれます。年齢で分けることはできませんが、50代60代と70代以降では明らかに違いがあります。今回は50代60代と70代以降の「居場所」について考えてみたいと思います。



高齢化の孤独を「時間・空間・人間」で考える


高齢化不安の3K

高齢化による不安は「3K」と言われ、「お金(経済)・健康・孤独」をさします。これらの不安は50代ではそれほど深刻ではなく、60代になると現実味を帯び、70代以降に実感する人が多くなってきます。

孤独は人間関係

3Kの中の「孤独」は「人間関係」を意味します。人間が生きていくうえで必要なモノに「衣・食・住」がありますが、同じように人間が生きていくうえで必要なコトに「時間・空間・人間」があります。「孤独」は人間関係が少なくなることを意味しています。

孤独より孤立感が

「孤独」とは「独りになること」を意味するのであれば悪いことばかりではありません。ただ「孤独」の意味には「孤立感」という意味も含まれます。大勢の中にいても孤立感を味わうことがあります。誰かに頼りたいという依存心が強ければ孤立感も強くなります。

孤独は人間関係

「孤独」は「時間・空間・人間」に大きく影響され、とくに「人間(関係)」が影響すると考えられます。一方で「時間・空間」にも影響されるのではないでしょうか。人間関係は、時間と空間の取り方で良くも悪くも変わります。




独りきりになれそうでなれない「帰属意識」とは


時間と空間

「孤独」を時間と空間に当てはめると「独りきりの時間と空間」ということになります。「独りきりの時間」は「独りきりの空間」を伴います。「空間」は「独りきりの場所」となり「空間=場所」と考えることができます。50代では独りきりになれる場所が欲しいと思っても、年をとるにつれて否が応でも独りきりの時間と場所が増えてきます。

独りきりでない場所

「独りきりの場所」が必ずしも孤独とは限りませんが、孤独になりやすい場所、孤立感を感じやすい場所と考えると、「独りきりでない場所」という選択肢も出てきます。「独りきりでない場所」こそ人生後半戦の「居場所」になります。

「なにか」に属している

社会生活を営む人間は「なにか」に属しています。本人が好むと好まざるとにお構いなく「なにか」に属しています。家族・居住地・年金機構などなど多くの「なにか」に属していることをまずは認めなければなりません。 独りきりにはなれない仕組みがあるのです。

ほどよい距離感

「なにか」に属している帰属意識というのは安心をもたらします。ただ「なにか」に束縛されることを嫌う人もいれば、「なにか(だれか)」に決めてもらうのを好む人もいます。その時の状況によってほど良い距離感が必要なのです。 「孤独」のようで「孤立」していない状況です。

マズローとアルダファー

この「帰属意識」については、マズローの「欲求五段階説」では「社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)」として、アルダファーの「ERG理論」では「関係欲求(Relatedness)」として人間の自発的欲求の1つとして説明されています。


帰属意識ではない自分の居場所を見つけるためには


帰属意識を捨てられない

人生後半戦になると過去に関係してきた「なにか」に対する帰属意識を捨てることなく引き摺っていると「孤独」になりやすいのではないかと思います。会社を定年退職すると、自分の「居場所」がなくなると感じるのは会社という帰属先がなくなるからです。

自分の居場所はどこか?

「帰属意識」というのは、帰属する自分と帰属される「なにか」の両方の意識があります。帰属したくても帰属できない場合もありますし、帰属したくなくても帰属しなけらばならない場合も有ります。自分が帰属したい「なにか」が自分の「居場所」となります。

50代60代は自分の「居場所」を

70代以降では自分の「居場所」を変えることが50代60代よりも難しくなってきます。50代60代では自分が属したい「居場所」を見つけ、その「居場所」に移る計画を立て実行することが必要です。さらに計画を妨げる「ヒト・モノ・コト」についても考え直さなければなりません。

受け身の考え方を止める 

50代60代では、人生後半戦に向けて「なにと関わりたいか」ということを絞り込まなければなりません。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌という旧態依然としたマスメディアでは「お金・健康・孤独」について取りあげられています。これらはすべて受け身の考え方です。




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人生後半戦を70代以降に生じるであろう「お金・健康・孤独」という問題を無視はできませんが、自分はこうしたいという考えも必要です。「時間・空間・人間」と「お金」という要素で考えてみてはどうでしょうか。

「70代以降はこういう時間を過ごしたい」と思うのであれば、50代60代にはどのような時間を過ごさなければならいかということです。50代60代を70代以降のために我慢をすることもありません。両立するためにはどうしたよいのか、50代60代での考えどころです。

これが正解という答えはありません。私自身は50代60代で死ぬまで続けることができる「アクション(実行可能な夢)」を持つことだと思っています。みなさんはどうでしょうか。




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