人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


人生後半戦をどのようにして生きていくかを考えると、「時間・空間・人間」という考え方、「お金(経済)・健康・孤独」という考え方、「ワークライフバランス」という考え方などがあります。今回は「遊び」とのバランスについて考えてみたいと思います。



人生後半戦で「遊ぶ」とは好きなことをすること


3つのベースとは

人生後半戦には「働く」「暮らす」「学ぶ」という3つのベースの中で生きていきます。これらは人生後半戦に限らないことですが、人生前半戦に比べて「遊ぶ」というベースがなくなります。なぜでしょうか?

遊ぶということ

「遊ぶ」というのは「働く」「学ぶ」の対局として使われています。遊ぶことによって気分転換になる、働かないこと、学ばないことというように、主体ではなく相対する言葉として使われます。余裕がある時間、好きなことをする時間という意味でも使われます。

人生後半戦の遊び

人生後半戦には、「遊ぶ」は相対する言葉ではなく独立した言葉として使うようになります。むしろ、遊ぶために働く、遊びの中から学ぶというような使い方もします。「遊ぶ」に欠かせないのが「好き」という感情です。

好きなことして暮らす

人生後半戦になると「働くのが好き」「学ぶのが好き」という人も多くなってきます。毎日の暮らしの中で家事や趣味も、働くことや学ぶことが含まれています。好きなことをして暮らすというのは、遊んで暮らすということではなく、「好き」という感情を明確にするということです。




好きという欲求は知的欲求である


好きとは欲求である

過去の日本では「好き」という感情を表に出すことはあまりありませんでした。未だに「好き」という感情を、目的とか目標とかに置きかえて表現する人もいます。どのようにして感情を表そうと事実は同じです。「好き」とは「欲求」そのものではないでしょうか。

知的欲求が大きい

働くこと、学ぶことが好きな人は、知的欲求が大きい人だと思います。「大きい」であって「高い」ではありません。量の比較であって、質の比較ではありません。お金を稼ぐことも、モノを買うことも、食べることも、体を動かすことも、すべて知的欲求によって行われます。

好き=知的ということ

「知的」というのは、なにかを知りたい、知っていることを使いたいという意味です。人生後半戦になると「好き=知的」という感情や感性が増してきます。専門的なことでなくても身近なことでも、「知的」の対象となります。

生涯教育とリカレント教育

生涯教育、リカレント教育などは、これらを体系づけてビジネスとしています。教育だけではなく、自ら学習をする機会をもつこともできます。人生後半戦には、義務教育とは違った自発的学習をおする機会を設けてみてはどうでしょか。

生涯学習の意義と推進体制の整備(文部科学省)

リカレント教育(日本生涯教育学会)




考え方を変えれば

「働くと暮らす」「学ぶと遊ぶ」は相対する言葉ではなく、すべてが独立している言葉です。同じ時間に行うことが1つであれば、どれかに当てはめているだけです。考え方を変えれば、同じことでも「働く」と「遊ぶ」ことが同時に行われているかもしれません。

人生後半戦のバランス

人生後半戦は何に重点を置いて考えているでしょうか。働くことでしょうか、暮らすことでしょうか、ワークライフバランスでしょうか。「好き=知的」と考えるとバランスが変わってくるかもしれません。

時間的余裕がある

人生後半戦は時間的余裕があるという考え方があります。1歳児でも100歳の人でも1時間は1時間です。1歳児には未来という時間がありますが、100歳の人には1歳児よりも未来という時間は少ないでしょう。時間の余裕というのは時間の使い方です。

余裕ではなくバランス

人生後半戦は「働く」「暮らす」「学ぶ」の3つがベースになると冒頭に書きました。この3つのバランスを取るのではなく、対極になるあるのが「好き=知的」という感情・感性であり、「遊び」とのバランスになります。




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「好きなことをして暮らしたい」というのは、人生を通して誰もが考えることです。「好きなことをして暮らすには」と考えるのが人生前半戦、「好きなこともして暮らすには」と考えるのが人生後半戦です。

「を」と「も」の違いです。また「好き」という意味も人生の前半戦と後半戦では違ってきます。人生前半戦では形のあるモノ・形に変えられるモノという物質的な「好き」に対して、人生後半戦は形のないモノ・形に変えられないモノという精神的な「好き」に変わってきます。

人生後半戦は、知的欲求を満たす「好き」な時間を過ごすことが幸福であると考えています。自分が置かれている環境の中で、人生後半戦の「好き」を大切にすることが、人生後半戦の生き方ではないでしょうか。






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