人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


人生後半戦になると1年が過ぎるのが早いと感じる人も多いのではないでしょうか。1年は365日、8760時間、誰もが同じ時間を過ごしているわけです。早く感じるのはなぜでしょうか。



人生後半戦の1年が経つのが早く感じる人


1年が早く感じるのは

例えば「50歳の人は50年生きてきたのだから、1年は人生の50分の1になる。10歳の時の1年は10分の1で、その5倍になるのだから早く感じる」という考え方もあります。これは誰かがテレビで言っていた話だったと思います。ところが100歳の人が1年がものすごく早く感じているかというと、そうとは限りません。

忙しい人は1年が早い

1年が早いかどうかは主観です。忙しく毎日を過ごしている人は1日が過ぎるのが早いと感じますし、何もすることなく過ごしている人は1日がとても長いのです。忙しいとは1日に多くのことを行い、忙しくないとは1日に少しのことしか行わないということです。同じ数のことを行うのであれば、行うスピードが遅い人は忙しいかもしれませんが、速い人は忙しいと感じないでしょう。

行うことの量とスピード

人生後半戦が1年が経つのが早く感じる人は、行うことがたくさんある人、行うことが決まっている人、そして仕事や生活のスピードが遅くなってきた人と言いかえることができると思います。前回お話しした介護を例えにとれば、初めての介護は新しく覚えることが多くあり、行わなければならないことも多くあります。介護が行っていると1日が経つのが早く感じたのはそのためだと今では思います。

人生後半戦はのんびり暮らす

人生後半戦になったらのんびり生きたいと考えている人は、行うことを少なくするか、行うスピードを速くするしかありません。例えば、閑職に移る、定年退職をする、子育てが終る、断捨離をするなど、行うことを少なくしてのんびりする方法です。もう一つは、得意なことだけする、代行してもらうなど、行うスピードをあげる方法です。




有意義な生き方を考える新おとな学


有意義に生きたい

単にのんびり生きるのではなく、有意義に生きたいと考える人もいます。有意義に生きるということは行うことが増えます。のんびり生きるわけにはいきません。有意義に生きる方法(生き方)を「働き方・暮らし方・学び方・遊び方」に分けて考えることが「新おとな学入門」の目的でもあります。

人生後半戦の働き方

人生後半戦の「働き方」は2つに分けられます。有償での働き方と無償での働き方です。有償で働く場合は「職業」として称され、雇われる働き方と独立した働き方があります。無償で働く場合は「ボランティア」と称され、社会的目的で働きます。人生後半戦は、2つの働き方に加え「働かない」という選択肢もあります。

人生後半戦の暮らし方

ここで言う「暮らし方」とは、働いていない時間の過ごし方のことを指しています。この後に取り上げる「学び方・遊び方」も暮らし方に入りますし、睡眠時間も暮らし方に入ります。このように考えると、「暮らし方」に関わる時間は限られているように思います。「暮らし方」とは、「働く・学ぶ・遊ぶ・眠る」を除いた時間の過ごし方と考えます。

家事は仕事なのか

「家事」は暮らし方の必須時間として考えます。仕事で働く時間にも、通勤・会議・事務などの必須時間があるように、家事も暮らしていく中での必須時間として考えます。したがって家事は仕事ではありません、暮らし方の一部です。暮らしの中での必須時間は家事だけでなく、洗面、身支度、入浴、トイレなどありますが、私はリフレッシュするための休憩時間として考えています。

新おとな学MAP


人生後半戦はバランスのとり方次第で


人生後半戦の学び方

人生後半戦の学び方は、改めて学校・セミナー・通信教育などで学ぶだけではなく、自学自習というのが基本です。また学ぶ対象は、働き方・暮らし方・遊び方に含まれる内容を学ぶだけではなく、「学ぶこと」を学ぶということも可能です。「学ぶ」とは目的を持って学習することと、目標を持って勉強することに分けられます。なんらかの学びは常に行っていますので、体系付けて学ぶことが大切になってきます。

人生後半戦の遊び方

「遊び方」をわざわざ取り上げることもないと思ったのですが、人生後半戦になると上手に遊ぶ人と遊べない人がいると感じています。上手に遊ぶ人は、意識しているいないにかかわらず、お金も時間も人間関係も自分への投資となっています。上手に遊べない人は、お金も時間も人間関係も消費しています。投資をすると投資効果が表れますが、消費には効果が表れません。この違いが上手・上手でないの違いではないかと思っています。

人生後半戦の生き方は

人生後半戦の「生き方」は、「働き方・暮らし方・学び方・遊び方」のバランスをどのように取るかによって変わります。また、自分1人で生きているわけではないので、自分だけでバランスを取ることもできません。「ワークライフバランス」という考え方があります。ワーク(仕事)とライフ(生活)という二者間のバランスは差し詰め左右のバランスです。実際には左右だけでなく、前後のバランスも上下のバランスも考えなければならないのです。




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前回もお話ししたように、私は人生後半戦になる前から「介護」が始まっていました。最初はすべてのバランスを取ろうとしましたが、無理だということがわかり仕事と遊びを諦めました。初めての介護は発見と挑戦の連続でした。初めて仕事をした時と同じで、毎日何が起きるか分からない状態でした。

介護という暮らし方と介護についての学ぶこと、このバランスを取るだけで1日が終わりました。そして介護の程度は日に日に増していくことも知りました。ほんの少しずつですが気づかないくらいのスピードで介護の程度は増していくのです。そんな経験をした十年余りでした。

人生後半戦の始まりは介護という「暮らし方」を中心に発見と挑戦の連続だったわけですが、まだ人生後半戦は続きます。介護が終わったのを機に「働き方・暮らし方・学び方・遊び方」に分けて、さらに全体に関わるライフワーク(人生の目的)と健康も含めて「生き方」をこれからも考えたいと思います。





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