人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


人生後半戦の生き方は「ライフワークと健康にあり」だと考えています。前回、新おとな学でどのようなことを書いていきたいかの一部を図で表しました。「生き方」の下にライフワークと健康がぶら下がっています。

新おとな学MAP



人生をどう生きるかには答えはないのか


人生をどう生きるか

「人生をどう生きるか」というテーマは、老いも若きも誰もが一度は考えたことがあるでしょう。この問いかけに答えはあるのでしょうか。若い時から老いた時までブレない考え方をしていたいものですが、凡人の私にはなかなかできません。むしろブレまくっています。20歳の時の人生観、30歳の時の人生観と、今になって考える人生観とは明らかに違います。

人生は何なんとかなる

20代30代のころには、所有するモノや経験するコトは多い方が良いと思っていました。何ごとも経験だと言われていましたし、そう思っていました。ところが10代で患った病気は20代30代まで尾を引き、モノやコトの多い人生とは言えませんでした。何ごとも経験という仮説は崩れたのです。私のような人ばかりではないと思いますが、「人生をどう生きるか」よりも「人生はなんとかなる」という生き方をしていました。

答えはないことに気づく

人生後半戦になって両親の介護を行い、なんともならないこともあるとつくづく感じました。やはり「人生をどう生きるか」を考えようと思い多くの本を読みましたが、答えは見つかりませんでした。「人生をどう生きるか」に対する答えはないことに やっと気づいたわけです。

誰のために・何のために

それでも人生後半になって「生き方」に対して考え方を持っていないようでは、人生が終わる時には「やっぱり考えておけばよかった」と公開するのではないかと思い、もう一度考え直したのが、このブログを書くきっかけになった訳です。「どう生きる」のではなく、「誰のために生きる」「何のために生きる」と敢えて対象を見つけるようにしました。 




満足度と幸福度、そして心地よさ


満足度を超えるなにか

30代40代でマーケティングをかじっていた時に、ニーズとか顧客満足度とかに随分と入れ込んで考えていました。今でも、ストーリー、ジャーニー、UXなど、さまざまな用語が飛び交っています。人生をマーケティングのように考えると、顧客満足やUXを超える「なにか」があるのではないかと思って考えてきました。

デンマークとブータン

最近になって「ヒュッゲ(Hygge)」というデンマークのライフスタイルがメディアを賑わすようになっています。日本語に訳すことが難しいようですが「場所や雰囲気、人間関係の居心地の良さ」というような意味らしいです。数年前は「ブータンが幸福度ナンバーワン」と言っていた同じメディアが取り上げているのです。

幸福度は比べられない

デンマークは、幸福度が常に上位に入る国としても知られています。デンマークでは所得税率50%以上、消費税率25%という経済的負担がある一方で、教育・病院・介護が無料です。ブータンも教育・医療は無料らしいですが、1人当たりGDPが8千ドルでは、デンマークの教育・医療の質とは比べようがありません。(デンマークの1人当たりGDPは4万8千ドル)

参考:世界の一人当たりの購買力平価GDP(USドル)ランキング

幸福よりも心地よさ

マーケティングで顧客満足度を超える言葉がないかと考えていた時に思いついたのが「顧客幸福度」でした。ただその時は「幸福」を具体的に表すコトやモノが思いつかず思いついただけになってしまいました。最近では「幸福」よりも「心地よさ」の方が適しているのではないかと感じています。一時的な心地よさではなく継続的な心地よさです。


大切なヒトに大切なコトを届けるには


 心地よさを考える

「誰のために生きる」「何のために生きる」と考えていると、やはり息苦しさを感じています。それは「満足」「幸福」について考えていたからだと思います。そして「満足」「幸福」よりも「心地よさ」の方が自分の考え方に適していると気づいたのです。考え方というよりも、考える以前の感覚と言ったほうがよいかもしれません。

大切なコト・ 大切なヒト

人生後半戦の生き方を考える上で、「自分にとって大切なのはなにか」をまず考えなければなりません。私にとっては「心地よさ」という言葉でした。同じように、自分にとって大切なヒト、大切なコト、大切なモノなど思いつくことります。私にとっての人生後半戦の生き方は「大切なヒトに大切なコトを届ける」と考えるようになりました。

ライフワークを言葉に 

「幸せは、幸せを届けた人にやってくる」と本で読んだことがあります。同じように、私にとっては「心地よさを届ける」ことが自分にとっての「心地よさ」になるのではないかと思っています。人生後半戦の生き方を言葉にできれば、それはライフワークと呼べる生き方になると思います。

ライフワークを考える

人生後半戦の生き方は「ライフワークをつくること」、すでにライフワークを持っている人は「ライフワークを言葉で表すこと」だと思います。まだ生き方がわからない、ライフワークを見つらけれないという人は、「大切なヒトに大切なコトを届けるには」と考えてみてください。できれば100回、100回でダメなら1000回と。




◆◆◆◆◆

私が最初に「ヒュッゲ(Hygge)」という言葉を知ったのは、私の住んでいる札幌にあるカフェを訪れた時でした。そのときに「ヒュッゲ」の意味を教えていただきました。(実はポップオーバーがお気に入りです)北海道にも「ヒュッゲ」に似たような言葉があります。「あずましい」です。ふだんは「あずましくない」というようにして使いますが。

人生後半戦の「働き方・暮らし方・学び方・遊び方」を考える前に、そのベースとなる「生き方」を考えてみてはどうでしょうか。答えはありません。考えることが大切だと思います。私は、「どう生きるか」よりも「大切なヒトに大切なコトを届ける」と考えています。

「大切なヒトに大切なコトを届ける」ことを、人生が終わるまで続けることができたら、それがライフワークにだと思います。ライフワークを持つことができたら、「人生は終わり良ければすべて好し」と言えるでしょう、きっと。

人生後半戦の生き方が見えてきたら、
一番最初に、一番大切なヒトに、一番大切なコトを
届けてみてはどうでしょうか。




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