人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


人生後半戦の暮らし方において、50代と60代の違いはどのようなことがあるのでしょうか。前回も書きましたが、人生後半戦は下り坂です。体の体力、頭の能力(脳力)、心の気力という3つの力が弱くなってきます。下り坂がマイナスとは限りません。



シニアへのアンケートで暮らし方の上位に来るのは


健康・お金・旅行

「シニアへのアンケート」の結果は、いろいろな組織・機関で発表されていますが、組織・機関に都合の良いアンケートに集計されている可能性があるのは否めません。ただ、「関心があること・やりたいこと」というアンケートでは、どの調査結果でも上位に入るのが「健康・お金・旅行」です。

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健康を気にかけるのは

実生活で健康を気にかけ始めるのは40代からが多いと思います。この場合の健康は、体調の変化・容姿の変化の両方を含みます。50代になると実感として感じる人の割合も多くなり、年齢が上がるにつれて実感から病気を意識した対策を行う人の割合も増えてきます。

お金のピークは

お金についても40代から50代にかけて収入のピークを迎える人が多く、消費も多きくなります。また消費だけでなく投資を始める人が多くなるのもこの頃からではないでしょうか。この時に身についた消費傾向が、もしくは実現できなかった消費願望がその後の50代後半から60代まで続きます。

旅行は若いうちに

個人的には理解に苦しむのが旅行です。私は「旅行は若いうちしろ」と常々思っていますので、アンケートの上位に入ってくる要素とは思えません。旅行に出かけるには、お金と時間がかかるということが理由なのでしょうか。若い時の旅行と50代60代の旅行の目的は違います。若い時は知見より体験、50代60代は体験よ知見と言ったところでしょうか。




50代の暮らし方 お金・健康・旅行


まだまだとそろそろ

50代前半は仕事も生活もピークとなります。お金は収入も支出も多く、体調も良い時と悪い時の差が大きくなります。「まだまだ若い人には・・」というのが50代前半で、「そろそろ若い人に・・」というのが50代後半には多くなってきます。この違いが、「体力・能力/脳力・気力」が下降線をたどり始めたという証です。

50代のお金は

年代を問わずに収入と支出のバランスを取らなければならないというのはお金の鉄則です。50代前半で収入がピークを迎える人は、この時期に支出もピークを迎えます。また支出の対象となる家族構成が変わったり、ローンの残債も少なることから余剰資金が出てきます。これを消費に回すか、投資に回すか、貯蓄に回すかで、50代後半の暮らし方も変わります。言いかえれば、まだ「お金中心の暮らし方」を余儀なくされている時期です。

50代の健康は

生活習慣病は40代からリスクが高まると言われています。50代になると自分の健康以外にも、家族の健康、両親の健康についても考えなければなりません。家族の健康は、体の健康以外にも心の健康にも注意を払わなければなりません。両親の健康は介護についても考える必要があり、いざというときの保険だけではなく、医療機関や介護施設、法律や制度も学ぶ必要があります。

50代の旅行は

あえて50代だから旅行をしなければならないということはなく、旅行はどのような形でもしたほうがよいと思います。非日常を体験しリフレッシュすることも大切です。若い時の旅行の経験は長い人生の糧となると思います。50代の旅行は将来の糧ではなく、忙しい毎日の時間からの逃避と心のリフレッシュを目的とするべきで、短期の旅行がお勧めです。




60代の暮らし方 お金・健康・旅行


60代のお金は

60代になると「お金」というよりも「資産」と言ったほうがよいと思います。これからお金を増やそうという意識よりも、お金を減らさないようにしよう、お金の使い方を考えようという意識に変わってくるのではないでしょうか。50代が「お金中心の暮らし方」とすれば、60代は徐々に「時間中心の暮らし方」に変わってくるのです。

60代の健康は

一番の変化は体調の変化です。また年相応の容姿の変化も顕著に表れてきます。ここでなんらかの変化に対して、事後対応をするか事前対応をするかで暮らし方は変わってきます。例えば、同じ健康に注意して食事を行うことでも、病気治療のための食事療法と健康を維持するためのアンチエイジング食とは異なります。ただどちらが目的でも、これから先ずっと続けることを頭に入れておかなければなりません。

60代の旅行は

60代で旅行に出かけるとすれば、長めの旅行をお勧めします。ただし、長めの旅行に出かけるには健康状態が良好でなければなりません。また、お間と時間も必要となりますので、それなりに余裕がなければなりません。その上で長めの旅行に出かけることができるのなら、非日常を経験するよりも、旅先での日常を経験することをお勧めします。60年以上生きてきた一区切りの旅行として考えてはどうでしょうか。




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人生後半戦は下り坂です。下り坂はマイナスではありません。下り坂には下り坂の楽しみ方があると思います。と、同時に下り坂であるが故に注意をしなければならないこともあります。スキー、スノボ、自転車でのダウンヒル、スカイダイビングなどなど、重力に従って下っていくスポーツもたくさんあります。(話が飛びました)

人生後半戦の暮らし方に限ってお話しすると、下り坂で忘れてはならないことが1つだけあります。それは「情報」です。情報と言うと、新聞やテレビや本、インターネットなどのメディア(媒体)を通して得るものと思いがちですが、直接経験して情報を得ることもできます。旅行もそうですが、健康状態、お金を稼いだり使ったりすることもそうです。

人生後半戦になると情報に対する感度が鈍くなってきます。「情報感度」は、学校に通っていたり、仕事に就いているときは、個人差はあるものの維持できてます。学校や仕事から離れるにつれて「情報感度」が鈍くなっていくのですが、そのことに本人が気づくことは少ないのです。また気づいたとしても「情報感度」を維持するようなことをしない人も多くいます。

人生後半戦の暮らし方は「情報感度を落とさないこと」が大切だと思います。




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