人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


人生後半戦だからといって新たに必要な感覚を身につけるということではなく、今までの感覚を変えた方が人生後半戦を楽しく暮らせることもあります。人生後半戦=老後ではありません。老後は人生後半戦の一部です。



人生後半戦は自分で決めなければならない


3Kは老後だけではない

老後の「3K」として「お金・健康・人間関係」の不安について前回はお話ししました。この「3K」は老後だけの問題ではなく、老若男女を問わず世代を越えて時代を越えて常に持っている不安です。老後の「3K」は「お金・健康・人間関係」についての考え方を変えられないことから生じる不安です。

考え方よりも感覚的なこと

私はよく「考え方」という言葉を使います。巷に溢れている「〇〇術」「ノウハウ」というのは「考え方」の1つであり、すべてのことに当てはまるとは思っていません。「考え方」というと理論や理屈に基づいている思うかもしれませんが、感覚的に理解できるかどうかということも多いのです。

自分で決めなければならない

人生後半戦の感覚的な不安が生じる原因の1つに「自分で考えて自分で決めなければならない」ことがあげられます。特に学歴も職歴も自分で作ろうとして作ったのではなく、結果的に現在の学歴と職歴となったと感じている人はなおさらです。人生後半戦になったら自分で決めなければならないという「覚悟」が必要になります。

初めてのことばかりではない

例えば、少し体調が悪いからといって、薬を飲めば治る、一晩寝れば治ると考えるのは今までの経験から思うのであって、人生後半戦になるとそうとばかりは言っていられません。「少しくらい」という考え方自体が命取りになることもあります。今までの考え方を変えることも「決めなければならないこと」の1つです。




自分で決めるためには自分で感じ、自分で学ぶ


人生後半戦は学ぶことが必要

人生後半戦は下り坂です。上り坂の時に学んだことは下り坂に役立つとは限りません。下り坂に必要なことは学校では教えてはくれないのです。「自分で決める」ためには決めるための知識が必要であり、知識を得るためには学ぶことが必要です。「自分で決める」と同時に自分で学ぶ、自分で感じることが大切です。

お金に対する考え方と感じ方

「お金」に対する感じ方は2つあります。「収入」と「支出」です。「収入」は働いて得るもの、「支出」は生活のために使うものという考え方を学んだと思います。ところが実際には働かずにお金を得ること、生活以外にお金を使うこともあります。この違いがお金に対する考え方と感じ方の違いです。

健康に対する考え方と感じ方

「健康」に対する感じ方はどうでしょうか。「健康」からイメージするのは主に「体」の健康で、若々しい容姿容貌や病気ではない状態であると学びました。現在では「体・脳・心」と大きく3つに分けて健康管理が考えられています。また健康と病気は相反するものではなく、どちらも状態を表すことだと考えられています。

人間関係に対する考え方と感じ方

人間関係は人生後半戦だからといって大きく変わることはありません。変わっているのは関係を持つための媒体です。直接から間接的へ、アナログからデジタルへという媒体の変化です。今でも手書きの手紙や文書を重んじたり、対面の会議や電話を重んじたりするのは人間関係よりも媒体に対応できないのではないかと思います。




考える前に感じ方を変えること


お金に対する感じ方を変える

日本人に限らず「お金」に対する感じ方はマイナスイメージを持つ人が多いような気がします。お金を稼ぐこと、お金を使うことが、道徳に反しているように話す人もいます。お金の話に拘るとお金に汚いと言われることもあります。お金に対する感じ方を変えるには、お金は単なる数字だと思うことから始めなければなりません。

健康に対する感じ方を変える

「健康」の反対は「病気」ではないという感じ方から変えることです。これは考え方ではなく感じ方だと思います。健康も病気も厳密な基準がある訳ではなく、健康と病気の間のグレーゾーンは誰でも感じていると思います。また人生後半戦は「加齢」と「病気」の境目もわかりずらくなります。「加齢」もまた感じ方次第と言えるでしょう。

人間関係に対する感じ方を変える

人間関係は浅く広く、深く狭くという考え方がありますが、どちらご自分に合っているかは感じ方次第です。またTPOによって人間関係を使い分けることもありますので、人間関係自体の感じ方は人生後半戦でも変わることはありません。変わるのは人間関係をつなぐ媒体であり、媒体に対して抵抗感を感じているのです。パソコン、インターネット、スマホ、チャット、SNSなどはすべて媒体です。

感じ方を変えるには

人間は知らないことに対して臆病になります。警戒心を持つことは悪いことではないのですが、知らないことを理由に警戒心を持ち排他的になる必要はありません。自ら学ぶのではなく、教えてもらわなければ学ぼうとしない受け身の考え方では「3K 」という不安を解消することは難しいのです。不安はさらに不安を生じさせます。不安を解消するために理論や理屈を用いる方法もありますが、感じ方を変えることだけで解消することもあるのです。




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基礎知識、基礎能力を表す言葉に「リテラシー」があります。本来は「読み書きができる、教養・知識がある」という意味ですが、現在は「基礎知識・基礎的能力がある」という意味で使われます。情報リテラシー、金融リテラシーのように「〇〇リテラシー」というように使われます。

人生後半戦になると「〇〇リテラシー」のバージョンアップを行うことを止めてしまうことが多いのではないでしょうか。「知らなくたって困らない」というのは「今は困らない」ということです。これから将来にわたって困らないということではありません。すべてを知ることはなく、知りたいときに調べる方法を学んでおけばよいのです。

「何を学んでおけばよいのか」は、自分が必要になることを感じてみてください。考えるのではなく感じることから始めるとよいと思います。「3K」のような不安は感じることであり、考えずに不安になっていることが多いのです。もし「3K不安」を感じるなら「3Kリテラシー」を学んでみてはどうでしょうか。




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