人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


50代60代のリデザイン、今回はは最後の最後で「自己実現」その2です。老若男女、誰にでもこうであったらいいなという願望があると思います。願望を実現することだけが自己実現ではありません。人生後半戦の自己実現とは・・


自己実現を行うためには創造力と〇〇力が必要


自己超越者

ウィキペディアの「マズローの欲求五段階説」には「自己実現者」の特徴についての記載があります。きわめて人間的に優秀な人というイメージを私は抱きました。さらに「自己実現の欲求」の上位に「自己超越」の段階があり、「自己超越者」の特徴についても書かれており人口の2%が該当するとしています。
参考:自己実現理論(ウィキペディア)

創造的である

「自己超越者」は人間的に極めた感がありますが、特徴の中に「創造的である」という項目があります。この部分だけを考えると「創造的である」ことは人間の特徴の1つであって「自己実現」の欲求にも含まれています。

「自己実現」とは「願望を実現するために目標と課題を決めて努力すること」だと考えることができ、たとえ実現しなくても努力している限りは「自己実現」を行っていると言えます。そのためには「創造力」が必要だということになります。

想像できなければ創造できない

前回の記事で「できること」について書きました。「できること」を行うことで自己実現は可能であると書きましたが、「できないこと」を行なっても自己実現はできません。「できる」と「できない」の違いは創造力だけではないのです。

創造力がある人とない人の違いは、器用か不器用かという以前に想像できるかできないかの違いがあります。想像できないものは創造できないのです。では想像するためには何が必要なのでしょうか。まず必要なのは「知識」です。

課題と問題の違い

例えば、空を飛びたいという願望があっても人間は鳥のように空を飛ぶことはできません。鳥のように空を飛ぶことはできなくても、空を飛ぶ方法が見出して飛行機を作りました。飛行機が空を飛ぶのであって、人間は飛行機に乗って空を飛ぶことに近づいたわけです。

空を飛ぶためには、空を飛ぶための「知識」が必要です。空を飛ぶことが「目標」であれば、「課題」は空を飛ぶために必要なものは何か、必要なことは何かです。この「必要なこと」が知識です。空を飛べなないのはなぜかと考えるのは「問題」を提起することで「課題」とは異なります。



人生後半戦の自己実現とは好きなことから


人生後半戦の願望とは

人生後半戦になって自分の「願望」を口に出して言うことはできるでしょうか。前述の「自己実現者」「自己超越者」の特徴にはいくつもありましたが、高尚な特徴にとらわれずに自分の願望は持っているでしょうか。

人生後半戦の「願望」とは何かが欲しいという物質的な欲求ではなく、なにかを成し遂げたいという精神的な欲求だけでもなく、こういう状態になりたいという成長欲求を満たす「なにか」です。マズローの欲求五段階説でも成長欲求について説明されています。

ライフワークという成長欲求

人生後半戦になると「ライフワーク」について考えてみてはどうでしょうか。日々の仕事や日々の生活の他に、人生における願望と実現へ向けての行動です。生涯にわたって努力を続けられる成長欲求があるかということです。

人生後半戦でなくてもライフワークと言えることがある人は、現時点の自分を見つめ直す時間を持っています。現時点の自分の存在を認識しなければ、成長しているのか成長していないのかはわかりません。努力して成長できことがライフワークのベースになる考え方です。

好きなことで自分を見つめ直す

「好きなこと・やりたいこと・できること・得意なこと」という考え方について前回の記事で書きました。この中の「好きなこと」を続けることで自分を見つめ直すことができます。いくらやって上手くならないゴルフ、いくらやっても上手くできない料理など、それでも好きだから続けていることがあるはずです。

なんとなく、惰性で続けていると言うのは照れ隠しかもしれません。もし好きだから続けているのであれば、「好きなこと」で自分を見つめ直すことができます。「好きなこと」は必ずしも「得意なこと」ではありません。「好きなこと」から「得意なこと」に変えるにはどのように考えればよいのでしょうか。




自己実現とは人生に目的を持つことから


人生に目的を持つ

「自己実現」とは願望を実現すること、「願望」とは好きなことを得意なことにすること、「実現する」とは努力し続けることです。努力し続けた後にゴールがあるかというとありません。ゴールは目標であり目的ではないからです。

人生後半戦の自己実現とは「人生の目的を持つこと」から始まります。「人生の目的」なんてないし、そんなこと考えても無駄だと思う人は、それもまた人生の目的です。目的を持たないことが目的でもよいのです。

目的のない人生はない

すべての人が目的を持って生きているわけではありません。目的のない人は誰かの目的のために生きています。それもまた生きる目的です。

人生後半戦は高齢社会の入り口に立ったことになります。これから介護を行う、または自分自身が介護が必要になることもあるかもしれません。その時に目的が断たれるということはありません。

人生後半戦の働き方も暮らし方も、学び方も遊び方もすべて目的があります。目的のない人生はないのです。 「生きる」ことには目的が必ずあるのです。




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「自己実現」から「目的のない人生はない」はないと自己啓発セミナーのようなことを書いています。私自身は10年の介護の後に交通事故に遭い、心筋梗塞を発症しと、踏んだり蹴ったりの人生後半戦です。ストレスから心の病に罹りそうになりました。いや、いまだに罹っているのかもしれません。

少子高齢化社会、AIとロボット、日本経済の先行き不安と、これからの社会は不安材料がたくさんありますが、同じ現象を見ても少子高齢化は人口構造の適正化、AIとロボットは人類の進歩の証し、日本経済の先行き不安は勤勉倹約を促していると考えることもできます。

人生後半戦も考え方で明るくも暗くもなります。まずは自分の現在の状態を把握すること、次に3年後の自分の姿を想像すること、そして10年後に実現したいことを考えることが人生後半戦の生き方として適切ではないかと思っています。先のことは分からない、分からないから考える、考えることが「生きる」ことなのです。 


10年前の本です(2006/10/31)



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