人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


時間の単位は1時間という単位だけでなく、1日・1週・1月・1年という長い単位や、1分・1秒という短い単位もあります。時間のリデザインを考えるときは、1日の中で考える場合と1日より長い期間で考える場合があります。



1日の中で時間をリデザインする


定期的と不定期

毎日の時間の使い方をどのように決めているでしょうか。時間の使い方には、「定期的」に行う時間の使い方と「不定期」に行う時間の使い方があります。「不定期」とは行うことは決まっているが、いつ行うかは決まっていないという意味です。

随時と個別対応 

「不定期」が行うことが決まっているのに対して、行うか可能性があるがいつ発生するか分からない場合を「非定期」または「随時」という考え方をします。また、予想していなかったことが起きる場合は「随時」ではなく「個別対応」となります。

4つの時間に分ける 

1日の時間の使い方は4つに分かれます。
  • 定期的な活動(毎日の習慣・始業時刻・定期会議など)
  • 不定期な活動(対人関係・残業・資料作成など)
  • 随時対応する活動(体調不良・故障・クレーム対応など)
  • 個別対応の活動(事故対応・未知の現象など)
定期的な活動時間をパターン化し、ルーチン化することで時間効率を上げ、不定期な活動などを行う時間を増やすことができます。そのためには定期的な活動時間を見直すことが時間のリデザインにつながります。




1日より長い時間をリデザインする


定期的な活動のリデザイン

1日より長い時間は、時間というよりも週間・月間・年間という期間で考え、スケジューリングが中心になります。何をどのように活動するかよりも、全体を把握しながらの時間の流れに注意し、活動の目的からそれないようにします。

スケジューリングできない

定期的でない活動はスケジューリングができません。そのために全体の流れの中に余裕時間を設けておくことが必要になります。ただ余裕時間を費やす活動が発生しないこともあるので、余裕時間をどのように使うかがリデザインのポイントにもなります。

リスケジュールのタイミング

リスケジュールとはスケジュールを見直すことですが、どのような時にスケジュールの見直しを行うべきでしょうか。完全にスケジュールどおりになることはありませんので、スケジュールから一定の割合で差が生じた時に見直します。 例えばスケジュールより差が10%以上発生した時に見直すようにしますが、早い時もありますし遅い時もあります。

リスケジュールとリデザイン

リスケジュールはスケジュールの変更を行っても活動内容に大きな変更はありません。リデザインは目標や目的に影響を与える場合で、活動内容も大きな変更を与える場合に行います。例えば、自分で作るという考えから、安く仕入れたり外注しようという考え方への変更です。




一生という時間をリデザインする


最も長い時間とは

自分の時間の中で最も長いのは「一生」という時間です。「一生」は「生涯」「人生」という言い方もします。「一生」とういう時間のリデザインと考えると人生を考え直すように思いがちですが、考え直すのは時間の使い方です。

定期的な時間のリデザイン

定期的な活動時間のリデザインは、時間効率を上げることで定期的な活動時間は短くすることができます。例えばルールを作る、ツールを使う、定量で判断するなどで効率化できます。時間の効率化は生産性の効率を上げることもでき、量の生産性を上げることが可能になります。

不定期な時間のリデザイン

不定期な活動時間のリデザインは、時間効率よりも活動時間によって成果が上がる方法を考えます。定期的な活動と同じように考えるのではなく、成果の質を上げる方法を考えます。例えば対人関係のコミュニケーションは時間効率を上げるのではなく、コミュニケーションによる相互理解力を高めるためにはどのようにすべきかを考えます。

一生のリデザインを考える

人間の一生はタイムスケジュールに沿って時間が過ぎるわけではありません。自分がデザインした人生計画に沿って時間を送るように活動します。社会に出て働く前は「夢」であり、社会に出て働きだしてからは「理想」となります。理想と現実の違いを味わったときがリデザインを考えるタイミングです。

新おとな学_2


人生後半戦のリデザインと考える


50代60代の時間のリデザイン

50代60代になると理想と現実の差を埋めるリデザインから、定年退職や引退というイベントを考えてリデザインすることになります。定年後・引退後の時間の使い方は、何を主軸にするかによって変わります。考えられるだけでも、仕事・生活・健康・お金・人間関係・社会貢献・余暇(自分の時間)などがあります。

どのように経験を活かすか 

定年後の働き方として過去の経験を活かしてという考え方があります。過去の経験は過去で役に立ったとしても過去の経験そのままでは将来に役に立つとは限りません。過去の経験を役に立てるには形を変えなければなりません。時間の使い方も同じです。

時間の使い方を変えるためには

過去に経験した時間の使い方は、将来の時間の使い方には当てはまらないのです。経験とは時間そのものですから、過去の経験を将来に活かすためには時間の使い方を変える必要があります。これが50代60代で行わなければならない時間のリデザインの1つです。




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過去の経験を後人のために残すと考えれば、若い世代への指導役・相談役などが考えられますが、若い世代とは経験してきた時間が異なります。社会情勢も、使っている道具も、受けてきた教育も違うのです。そのままでは指導役にも相談役にもなれません。

教育の現場に例えてみると、学校には先生と生徒がいます。先生と生徒の関係は上から下へ、下から上へのコミュニケーションでした。現在では上下というタテの関係だけではなく、先生と生徒という関係にもヨコの関係が加わっています。 例えば「何でも話せる先生」というような言い方をします。

また教育は先生と生徒という関係だけでなく、先生以外の情報源と生徒という関係も増えています。例えば、塾・通信教育・インターネットなどです。一方で減少しているのが家庭教育という環境です。これらのことを仕事の現場に置きかえて考えると、必ずしも過去の経験をそのまま活かすだけでは指導役・相談役になれないことがわかります。

50代60代の時間のリデザインを行うためには、自分の時間の使い方を見直し、過去の経験を活かしたいのであれば現代の時間の使い方に合わせることが必要です。新しい時間の使い方を学ぶことから始めてみてはどうでしょうか。






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