人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


時間をどのように使うか、使ったかを見える化する方法で、最も一般的な方法は手帳です。最近ではデジタル化も一般的になり、クラウドでデータを一元管理するようになってきました。アナログvsデジタルなどとも言われますが、みなさんはどちらでしょうか。



時間の考え方は時代によっても人によっても違う


時間の考え方

今では一般的な「1時間」という考え方は、時計が日本に伝わるまではありませんでした。時間の区切りは「刻」が使われていましたが、1日の区切りを日の出と日の入りで分け、昼と夜をそれぞれ6刻で分けていました。当然のことながら季節によって1刻の長さは違ったのです。

時間を共有する

「1時間」という単位が使われるようになると、いつでもどこでも誰でも同じ時間感覚を共有することができます。時間の区切りが「時」となります。時間を共有するときはこの「1時間」という時間の単位と「時」という区切りは有効ですが、時間を共有しないときには意味がありません。

時間を意識する

「時間」の他にも「分・秒」という単位もあります。時間を意識するときにどの単位で意識しているでしょうか。1時間、1分、1秒という単位で意識する人もいるかもしれません。私は10分から15分単位で時間を意識することが多いです。

ピークタイム

時間を意識する単位は1日の中でも変わります。例えば私の仕事の集中時間は午前10時から12時までで「ピークタイム」と呼んでいます。このピークタイムには時間を意識することはありません。集中力が切れた時が終わりです。毎日12時前に集中力が切れているのが現状です。




1日の時間の使い方を見える化する


1日の中の時間単位

私のピークタイムは2時間で1つの単位として考えています。ところが朝目覚めてから仕事モードに入るまでは1日の中で最も短い5分単位で時間を意識しています。5分ごとに思考や行動を変えるということではなく、5分経つと時計を見てしまいます。特に外出予定があるときは意識する頻度が高くなります。

手帳に書き込む

1日の時間を見える化するには、未来と過去を目に見える形、文字やグラフィックで表す必要があります。日本人が手帳好きなことは有名です。手帳にスケジュールを書き込む作業をしたことがない50代60代はいないでしょう。

手帳の使い方は万能

手帳の使い方はスケジュールという未来の予定を書き込むことだけではありません。年間カレンダーも付いていますし、毎日使う時刻表や連絡先なども書き込むか持ち歩いていました。また簡単な記録も書き込んでいたと思います。名刺やカードなど一緒にしている人もいると思います。

手帳に書くのは時刻

手帳を予定表として使う場合は、日別・週別・月別のいずれかで使うことが多いと思います。日別では時間の単位は細かく、週別では開始と終了の時刻、月別では開始時刻だけのように使っているのではないでしょうか。時間の単位は、予定の時間の考え方によって単位が変わります。時間のリデザインを行うときに注意すべきポイントです。

新おとな学


手書きというアナログとクラウドというデジタル


1日より長いスケジュール

週間・月間・年間スケジュールを予定として見える化するときには、全体が見える「俯瞰」という考え方が必要です。このときの時間の単位は「時間」ではなく「日」です。前述の手帖では大きさに制限がありますので、書き込む量に限界があります。また、2週単位・3ヵ月単位という考え方もできますので、手帳では収まり切りません。

初期のスケジュールデータ

デジタルという考え方は、予定を書き込むのではなく入力した予定をデータとして扱うことができます。個人がスケジュールをデータとして扱えるようになった当初は機器ごとにデータが保管されていたため、携帯用機器からパソコンにデータを相互にコピーするなどして同期をとっていました。

クラウドで扱うデータ

今ではデータはそれぞれの機器にあるのではなくクラウドに保存され、クラウドからスマホやパソコンでデータを見るという使い方が最も使いやすい方法となっています。また機器のよって画面サイズに制限はありますが、データ自体は大きな容量を持つことができるのが手帳との大きな違いです。

日本人が手帳好きな訳

日本人が紙が好きだという訳でもなく、デジタルに対する理解がないという訳ではありません。日本語という文字の特性と小さいことに魅力を感じる国民性にあると思います。1文字で表現できる意味が幅広いこと、記号化することで小さいスペースを有効利用できることが手帳好きと見える訳だと思います。

手帳好きが損をすること

小さい手帳に限らず、大きなスケジュールノートでも手書きには変わりありません。スケジュールにだけ限って考えると、「共有する」という点においてはアナログの手帳はデジタルやクラウドの使い勝手に劣ります。日本人が閉鎖的と言われるのは、考え方というよりもアナログとデジタルの使い方の違いによるものだと思います。




◆◆◆◆◆

「時間」と「予定」という観点からだけ「見える化」について考えてみましたが、時間のリデザインに必要なのは「予定」だけではありません。使った時間の「記録」についてどのように見える化するかも重要です。

「時間管理」とは予定と実績を比較することで調整を行うことです。そのためには見える化することをまず行わなければなりません。組織での仕事やプロジェクト、また個人の目標設定では必ず行われていることですが、個人の仕事・生活、そして人生を考えるときにも行うこともできます。

50代60代で仕事・生活・人生を考えるときには時間のリデザインを行う必要があります。今まで1時間かかっていたことが30分で済むかもしれませんし、今まで簡単にできていたことが思いのほか時間がかかることもあります。それが50代60代なのです。

時間のリデザインとは考え方です。ワンパターンの方法論ではありません。いろいろな角度から考えることが必要です。今回は時間の単位と予定について考えてみました。次回は「使った時間の記録と時間の使い方を変える方法」について考えてみたいと思います。





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