人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


「人生」とは「生まれてから死ぬまでの時間をどのように使うか」ということです。これだけでは動物でも植物でも同じで「一生」を意味することにになります。人間の一生という意味で「人生」という時間の使い方について今回は考えてみたいと思います。



人間には時間を思考する能力がある


人間の思考能力

動物や植物と人間の一生の使い方の違いは、人間には「思考能力」があるということだと思います。人間同士の思考能力の違いではなく、他の動物との違いです。思考能力には対象があり、時間を思考の対象としているのは人間だけでしょう。

時間という考え方

今、私たちが使っている「時間」という考え方は、思考の対象を「数字で表す」という考え方ができるからであり、人間の一生も時間で表すようになったのだと思います。生まれてから1年という時間のサイクルが1歳となり年齢となっています。

時間は継続している

「時間」は途切れることなく継続していますが、人間の一生は「死」で途切れます。「生」とは「生きる」と「生まれる」という意味があり、生まれたからには生きるという選択しかありません。生き続ける限り「人生」は続くのです。

人間の数だけ人生がある 

「人生」は「時間」そのものですが、人間の数だけ人生があります。それは人それぞれで「時間の使い方」が異なるからです。自分で時間の使い方を考えることもできれば、自分では考えることができない時間の使い方もあります。




与えられた時間は平等だが、時間の使い方は公平である


時間は平等に与えられた

「時間はすべての人間に平等に与えられている」という考え方がありますが、時間の使い方はすべての人間に平等には与えられていません。時間を上手に使う人とそうでない人がいるように時間の使い方は公平に与えられているのです。

時間を上手に使う

「時間を上手に使う」とは自分で使い方を考えることができる時間を増やすということです。これは「時間の量」を増やすことですが、2通りの考え方ができます。1つは1時間を2時間にするような量を増やす方法、もう1つは1時間に2つのことを行うという時間を使う対象を増やす方法です。

時間の量と質

時間には「量」の他に「質」という考え方があります。時間の「質」とは費やした時間による成果で判断されます。1時間で同じものを10個生産するのと20個生産するのでは20個の方が生産性という質が高いと判断されます。「質」とは数値で表せるものとは限りません。

人生とは時間の質

数値で表せない時間の「質」には、すぐに成果が判断できないこと、感動や喜びなどのように判断基準が異なることなどがあります。人生を時間の使い方と考えると、人生という時間の使い方が上手であることが望まれます。上手な時間の使い方とは「量と質」の両方の成果をあげることだと言えます。



人生後半戦の量と質を変えるのは時間力


人生後半戦の時間の使い方

人生後半戦を迎えたと考えるならば、今までに生きてきた時間を「量と質」で表すことができるでしょうか。例えば、今までに得た総収入も量という考え方の1つですし、今までに愛情を注いできたことを質として考えることもできます。

人生後半戦の時間の量と質

もう1つ人生後半戦を迎えた時に考えることは、過去ではなく未来のことです。時間の使い方の「量と質」を今までと同じように考えるか、それとも大きく変えるかということです。「量と質」のバランスは年齢に関係なく考えて調整しなければなりませんが、今までとは大きく変えることが人生後半戦に必要かどうかを考え直さなければなりません。 

時間の使い方は時間術

時間の使い方は、時計を始めとして、プランニング、スケジューリング、時間管理ツール、ガジェット、時間短縮、時間効率など、様々な考え方があります。これらは時間の使い方を補助、補完する考え方であり、時間をどのように使うかという目的を得られる訳ではないのです。

人生後半戦は時間力が重要

「時間力」とは「時間を使うための力」ですが、他の言葉で置きかえた方が分かりやすいと思います。例えば「集中力」は時間の量と質の両方に良い影響を与えますし、「表現力」は短い言葉で的確に表現することで短時間で伝えることができます。どのような「〇〇力」を時間力に置き換えるは人それぞれ異なり、時間の上手な使い方は多岐にわたります。

新おとな学2


量が質を生むにはアウトプットが必要


量より質

私は50歳になる前に両親の介護生活が始まりましたので、時間の使い方を「量を減らし質を上げる」ことに考え直さなければなりませんでした。また昨年、心筋梗塞を患って一命を取り留めたこともこれからの時間の使い方をさらに「量より質」という考え方になってきました。

量は質を生む

「量より質」という考えもあれば「量は質を生む」という考え方もあります。練習量が多ければ上達するのもこの考え方です。頭の中で考えることも「量は質を生む」という考え方を応用することができます。ただ頭の中だけではなく、考えたことを書き出してみるなどのアウトプットは必要になります。

人生後半戦はアウトプット

人生後半戦はアウトプットに磨きをかける時期です。アウトプットとは行動力や表現力、発信力などと考えられますがそれらだけではありません。大切なことはアウトプットすることです。50代60代よりさらに先の70代80代以上の方で、「元気だなぁ!」と感じるのはアウトプットをしている方が多いからではないでしょうか。




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人生後半戦をどのように生きたいかは人それぞれだと思いますが、「生きる」とは自分の意思で生きることであり、「生かされる」とは他人の意思に従って生かされているという考え方があります。

また「命は授かったものであり、人はみな生かされていることに感謝しながら生きるべきだ」という考え方もあります。この場合は「生かされる=生まれる=生きる」という意味で使われます。

「生きる」も「生かされる」も生きているには変わりはありません。「生きている=時間を使っている」のです。時間の使い方にはインプットとアウトプットがあります。人生後半戦はアウトプットすることを考えながら時間を使ってみてはどうでしょうか。

次回も引き続き「アウトプットに時間を使う」について考えてみたいと思います。





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