人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


時間の使い方にはインプットとアウトプットの2通りの時間の使い方があります。人生後半戦はアウトプットに時間を使ってはどうしょうか。前回に引き続き時間の使い方について考えてみたいと思います。



人生前半戦は学校でも会社でもインプットが多い


インプットに時間を使う

インプットに使う時間を考えると最初に思い浮かべるのが「読書」ではないでしょうか。「読む」という行為はもっぱらインプットの時間です。読書後に残るのは自分の中に残る記憶と感情です。この記憶と感情を誰かに話す、なにかに役立てるというのが時間をアウトプットに使うということです。

人生前半戦はインプット

人生前半戦、特に学校に通っていた年代ではインプットよりアウトプットが多いと思います。社会に出て仕事を始めても諸先輩の指導を仰ぎ、数少ないアウトプットのために日々インプットしていたのではないでしょうか。学校では教育というインプット、社会では経験というインプットが多かったと思います。

スポーツもインプット

スポーツでも練習というインプットが多く、試合や本番でのアウトプットに使う時間の方が少ないと思います。練習では上手くできたのに試合になると上手くできなかったという経験もあるでしょう。また現役を引退するとコーチになる方は知識や経験のアウトプットに時間を使っています。

学校で習ったことは

社会に出て「学校で習ったことは役に立たない」と言われるのも、学生時代にアウトプットの経験が少なかったからです。そもそもインプットは何のためにするのでしょうか。知識や経験を溜めることが楽しい、それだけで満足という人もいるでしょうが、インプットはアウトプットするために行うのです。




50代60代はインプットよりアウトプットが多い


50代60代の時間の使い方

50代60代になると仕事も落ち着き、時間に追われて仕事をする人も少なくなってきます。それでも仕事の仕方はアウトプットよりもインプットが多い人がいます。資料作りに時間をかける、会議に時間をかける、客先への訪問に時間をかけるなどです。

アウトプットの時間を作る

例えば資料作りはインプットの時間の使い方です。資料作りが不要だというのではなく、資料を説明する機会を増やす、または時間を増やすことでアウトプットの時間が増えます。たった一度の会議や営業、プレゼンのためではなく、同じ資料を応用してアウトプットの時間を増やすことはできないでしょうか。

お金もアウトプットする

お金のアウトプットは「お金を使いまくる」ということではありません。お金を使わずに貯金するのはインプットする時間の使い方です。お金をアウトプットする時間の使い方とは、投資を行ってお金を通して時間を使うことです。投資が自己責任と言われるのは、自分で考えながらアウトプットしなさいということです。

習い事もアウトプット

50代60代になると趣味や教養のためと習い事や資格を取る人がいます。例えば、英語を学び直したいと考える人は、TOEICの本を買ったり英会話スクールに通うことがあると思います。これらもインプットの時間の使い方です。アウトプットの時間の使い方は英語で書いたり、話す機会を増やすことです。



アウトプットの時間の使い方を自分で考えるには


なぜ50代60代になると

50代60代がアウトプットではなくインプットに関心があるのは、新しいことにチャレンジすることを恐れていると言われます。恐れる理由は何でしょうか。失敗した時に損をする、恥ずかしい、時間が無駄になるからでしょうか。それともアウトプットをする時間の使い方がわからないからでしょうか。

オズボーンのチェックリスト

アイデアを出すときに使う「オズボーンのチェックリスト」という方法があります。アウトプットする時間の使い方をいくつかの方法で考えることができます。個のチェックリストには「転用・応用・変更・拡大・縮小・代用・置換・逆転・結合」という9つの考え方があります。

osborn

時間の使い方のバランスを取る

インプットが不要ということではなく、インプットとアウトプットのバランスを考え、自分の時間の使い方がインプットが多いと感じたならアウトプットを行う時間を増やすということです。もしアウトプットが多ければインプットの時間を増やすことも考えられます。

アウトプットするために

「なにもアウトプットするものがない」ということはないと思いますが、もしアウトプットすることを思いつかなければ、インプットから始めるしかありません。インプットもしない、蓄積された知識も経験もないことをアウトプットすることはできません。アウトプットすることを先に決めることでインプットが決まります。



これから先のを考えた時にアウトプットは必要になる


50代60代のさらに先の70代以降の時間の使い方を考えると、インプットという吸収する力も弱まりますが、それ以上にアウトプットとという発信する力は衰えます。男性よりも女性の寿命が長いのはコミュニケーションという発信力が衰えずらいからだという説もあります。

定年や引退を考えながら、これから先の不安を少しでも解消しようと情報を集めることだけではインプットだけに時間を使っていることになります。新しい仕事を増やしてみる、例えば副業をしてみるのも良いでしょう。貯蓄から投資に資金を移動してみる、読書だけではなくサークルに入ってみるなどいろいろな方法が考えられます。

50代60代は過去の経験とスキル(技能)で将来を見通そうとしますが、経験もスキルも過去のものです。将来に必ずしも適応するとは限らないのです。今までとは違った考え方、今まで当たり前だったことと違った方向へ考えてみることが、50代60代には必要だと思います。

早めにこのことに気づいている人は、定年後、老後の生き方について考えているか、もしくはビジネスとして考えています。高齢社会バブルに便乗しようとしているのかもしれません。まずは自分の時間の使い方から考え直してみましょう。遠回りのようですが最も有効な方法だと思います。

50代60代が高齢社会でお荷物と言われないためには、若い時以上に「アウトプットする力」を身につけることが重要になってきています。手遅れになる前に時間の使い方を見直してみてはどうでしょうか。





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